保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
児童家庭福祉 問56

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 児童家庭福祉 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、要保護児童対策地域協議会についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  要保護児童を早期に発見することを目的としている。

B  要保護児童だけでなく、すべての児童に対し健全育成から保護までの幅広い支援を行うことができる。

C  各関係機関等の連携促進のため、協議会の構成機関以外の機関・団体等とも積極的にすべての情報を共有することができる。

D  情報の共有化を通じて、それぞれの関係機関等の間で、それぞれの役割分担について共通の理解を持つことができる。

E  関係機関等が同一の認識の下に役割分担しながら支援を行うため、支援を受ける家庭がより良い支援を受けられるようになる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解2

A〇
適切な記述です。

B×
「児童福祉法」第25条の2第2項より、「すべての児童に対する健全育成」ではなく、「要保護児童や非行児童」「要支援児童及びその保護者」「妊産婦」を対象としています。よって、誤った記述です。

C×
「すべての」情報を他機関と共有することは個人情報保護上の問題があります。よって、誤った記述です。

D○
適切な記述です。

E○
適切な記述です。

参考になった数18

02

正解は2です。

A 〇 適切です。 
要保護児童を早期に発見することを目的としています。

B × 不適切です。
「すべての児童に対する健全育成」ではなく、「要保護児童や非行児童」「要支援児童及びその保護者」「妊産婦」を対象としています。

C × 不適切です。
「すべての」情報を他機関と共有することは個人情報保護の問題から不適切といえます。

D 〇 適切です。
情報の共有化を通じて、それぞれの関係機関等の間で、それぞれの役割分担について共通の理解を持つことができます。

E 〇 適切です。
関係機関等が同一の認識の下に役割分担しながら支援を行うため、支援を受ける家庭がより良い支援を受けられるようになります。

参考になった数7

03

A.適切な記述です。

B.要保護児童対策協議会の対象となる児童は「児童福祉法第6条の3に規定する要保護児童(保護者のない児童または保護者に監護させることが不適当であると認められる児童)」であり、非行児童も含まれます。決して「すべての児童」が対象になるわけではありません。

C.地域協議会を構成する関係機関には守秘義務が課され、個人情報が保護されているためすべての情報を積極的に共有することはできません。

D.適切な記述です。

E.適切な記述です。

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