保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
社会福祉 問73

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会福祉 問73 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)」、「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(女子差別撤廃条約)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  「障害者権利条約」は、平成18(2006)年に国連で採択され、その翌年に日本は批准した。

B  「障害者権利条約」では、完全かつ効果的な社会参加が一般原則の一つとして規定されている。

C  「障害者権利条約」では、障害のある児童も対象としている。

D  「女子差別撤廃条約」では、性に基づく区別も女子の権利侵害につながれば差別になるとしている。
  • ( A )○   ( B )○   ( C )○   ( D )×
  • ( A )○   ( B )○   ( C )×   ( D )×
  • ( A )○   ( B )×   ( C )○   ( D )○
  • ( A )×   ( B )○   ( C )○   ( D )○
  • ( A )×   ( B )×   ( C )×   ( D )○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解4

A×
「障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)」は平成18(2006)年に国連で採択され、日本では平成26(2014)年に批准されました。よって、誤った記述です。

B○
「障害者権利条約」第3条で定められている一般的原則としては、固有の尊厳、個人の自律(自己の選択を行う自由を含む。)及び人の自立の尊重。非差別。社会への完全かつ効果的な参加及びインクルージョン。差異の尊重、並びに人間の多様性及び人間性の一部としての障害のある人の受容。機会の平等。アクセシビリティ。男女の平等。障害のある子どもの発達しつつある能力の尊重、及び障害のある子どもがそのアイデンティティを保持する権利の尊重。があります。よって、正しい記述です。

C○
障害のある児童も対象のため、正しい記述です。

D○
性に基づく区別も女子の権利侵害につながれば差別になるとしています。正しい記述です。

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02

解答. 4
( A )×   
「障害者権利条約」は、2006年12月13日に国連総会において採択されましたが、
日本で批准されたのは、2014年1月20日です。

( B )○   
「障害者権利条約」
第三条 一般原則(c)に、記載があります。
(a) 国有の尊厳、個人の自律(自ら選択する自由を含む。)及び個人の自立の尊重
(b) 無差別
(c) 社会への完全かつ効果的な参加及び包容
(d) 差異の尊重並びに人間の多様性の一部及び人類の一員としての障害者の受入れ
(e) 機会の均等
(f) 施設及びサービス等の利用の容易さ
(g) 男女の平等
(h) 障害のある児童の発達しつつある能力の尊重及び障害のある児童が
その同一性を保持する権利の尊重

( C )○   
「障害者権利条約」
第一条 目的 に、記載があります。
「この条約は、すべての障害者によるあらゆる人権及び基本的自由
かつ平等な享有を促進し、保護し、及び確保すること並びに障害者の固有の尊厳の尊重を
促進することを目的とする。」と、あります。

( D )○
「女子差別撤廃条約」
第一部・第一条 に、
「この条約の適用上、「女子に対する差別」とは、性に基づく区別、排除又は制限であって」
と、記載があります。
よって「性に基づく区別」も女子の権利侵害につながれば差別にあたります。

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03

A.「障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)」は平成18(2006)年12月13日に国連で採択され、日本では平成26(2014)年1月20日に批准されました。

B.適切な記述です。

C.適切な記述です。

D.適切な記述です。

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