保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
社会福祉 問75
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会福祉 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、集団援助技術に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 集団援助技術に不可欠な要素は、ソーシャルワーカー、2人以上のメンバー、メンバー同士の仲間関係、グループの問題解決に必要な社会資源の4つのみであると考えられている。
- 集団援助技術の展開過程において、ワーカーとしての保育士は、実際のグループ活動が始まる前の「準備期」、「開始期」においても大切な役割をもつ。
- 保育所の5歳児クラスにおいて、保育士は集団援助技術を適用して、メンバー同士の受容や協力関係を利用して、子どもたちの成長・発達を意図することは可能である。
- 児童養護施設において、保育士は集団援助技術を適用して、入所している子どもたちの主体性、社会性の伸長を意図することは可能である。
- 集団援助技術においても、個別化の原則は遵守されるべきである。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.適切な記述です。展開過程は「準備期」「開始期」「作業期」「終結期」の4段階に分けられます。
3.4.適切な記述です。
5.
集団援助技術の基本的な原則として、①一人ひとり異なった個人として取り扱われたい(個別化の原則)、②感情を自由に表出したい(感情表出の原則)、③共感的反応を示して欲しい(情緒関与の原則)、あるがままの人間として取り扱って欲しい(受容の原則)、⑤裁きを受けたくない(非審判的態度の原則)、⑥自分自身で選択し決定したい(自己決定の原則)、⑦自己に関する秘密は守って欲しい(秘密保持の原則)の7つのバイステックの原則があります。
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02
1×
挙げられた4つ以外の要素として「集団援助のプログラムを用意」が挙げられます。よって、誤った記述です。
2○
正しい記述です。ちなみに、展開過程は「準備期」「開始期」「作業期」「終結期」の4段階に分けられます。
3○
正しい記述です。
4○
正しい記述です。
5○
集団援助技術の基本的な原則として、バイステックの7つの原則があげられます。バイステックの7つの原則とは、①一人ひとり異なった個人として取り扱われたい(個別化の原則)、②感情を自由に表出したい(感情表出の原則)、③共感的反応を示して欲しい(情緒関与の原則)、あるがままの人間として取り扱って欲しい(受容の原則)、⑤裁きを受けたくない(非審判的態度の原則)、⑥自分自身で選択し決定したい(自己決定の原則)、⑦自己に関する秘密は守って欲しい(秘密保持の原則)です。
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03
① ×です。
「ソーシャルワーカー」「2人以上のメンバー」「メンバー同士の仲間関係」
「グループの問題解決に必要な社会資源」の4つの他に、
「集団援助のプログラムの用意」が必要です。
② ○です。
展開過程には「準備期」「開始期」「作業期」「終結・移行期」の
4段階があります。
③ ○です。
設問の通りです。
④ ○です。
設問の通りです。
⑤ ○です。
集団援助技術の基本的な原則は以下の通りです。
1)個別化の原則
2)意図的な感情表現の原則
3)統制された情緒関与の原則
4)受容の原則
5)非審判的態度の原則
6)自己決定の原則
7)秘密保持の原則
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