保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育の心理学 問92

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育の心理学 問92 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの生活における片づけについての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

片づけは、保育所での生活を過ごしやすくするために必要な( A )の一つである。2・3歳児クラスではまず保育士が声をかけ、( B )を示すなどして取り組まれていく。そして、一つの遊びから次の遊びに移る前には片づけることを繰り返し促したり、子どもの( C )に伴って、玩具の片づけ方を図示したりして片づけの( D )が獲得されるよう配慮していく。
  • ( A )意識行動   ( B )モデル   ( C )認知発達   ( D )フレーミング
  • ( A )生活行動   ( B )指示    ( C )身体発達   ( D )フレーミング
  • ( A )生活行動   ( B )モデル   ( C )認知発達   ( D )スクリプト
  • ( A )意識行動   ( B )指示    ( C )身体発達   ( D )フレーミング
  • ( A )意識行動   ( B )モデル   ( C )身体発達   ( D )スクリプト

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

解答は3です。

全てを穴埋めすると以下のようになります。

片づけは、保育所での生活を過ごしやすくするために必要な( A、生活行動 )の一つである。2・3歳児クラスではまず保育士が声をかけ、( B、モデル )を示すなどして取り組まれていく。そして、一つの遊びから次の遊びに移る前には片づけることを繰り返し促したり、子どもの( C、認知発達 )に伴って、玩具の片づけ方を図示したりして片づけの( D、スクリプト )が獲得されるよう配慮していく。

 生活行動とは日々の生活を過ごしていく上で必要な食事・排泄といった基本的な行動のことを指し、片付けもその一つに入ります。

 2・3歳児クラスでは、保育士自らがモデル(手本)として示すことが求められます。

 2~3歳というのは保育士の姿を通して生活行動を身に着けていく時期です。

 スクリプトとは日本語では脚本のことです。スクリプトの獲得というのは、この問題を例とすると保育士からの「お片付けしようね」という言葉がけで、子どもたちが「今使っているおもちゃはどこにしまうのだったかな?」「このおもちゃはどう片付けるのだったかな?」「「次は何をするのかな?」といったことを頭の中に思い浮かべることができるようになることをいいます。

 片付けを繰り返し促したり、片付けの手順を示し続けることでこのスクリプトの獲得へとつながるのです。

参考になった数15

02

正解は3です。

以下が正しい文章です。

片づけは、保育所での生活を過ごしやすくするために必要な( A生活行動)の一つである。2・3歳児クラスではまず保育士が声をかけ、( B モデル)を示すなどして取り組まれていく。そして、一つの遊びから次の遊びに移る前には片づけることを繰り返し促したり、子どもの( C認知発達 )に伴って、玩具の片づけ方を図示したりして片づけの( D スクリプト)が獲得されるよう配慮していく。

以下は補足です。
スクリプトとは、作業を行う時に呼び起こされる記憶のことで、保育現場では保育者が「次は何をするんだったかな?」「どこに片付けたら良いのかな?」などの言葉かけをすることにより、自分が何をすれば良いか過去の記憶をたどって行動を起こすことができます。

フレーミングとは、同じ言葉を伝える時でも表現により、他者が受け取る印象が変わることを良います。
保育現場では、保育者の言葉かけにより、子どもの行動や表情が変わることを表します。

参考になった数6

03

正解は3です。

片づけは、保育所での生活を過ごしやすくするために必要な( A 生活行動 )の一つである。

2・3歳児クラスではまず保育士が声をかけ、( B モデル )を示すなどして取り組まれていく。

そして、一つの遊びから次の遊びに移る前には片づけることを繰り返し促したり、子どもの( C 認知発達 )に伴って、玩具の片づけ方を図示したりして片づけの( D スクリプト )が獲得されるよう配慮していく。

問題文の前後の文脈から判断できます。


「スクリプト」は、何かの作業を行う時の記憶のことを言います。

「フレーミング」とは表現の違いにより受ける印象が変わる事をいいます。
例えば、「生存率95%」と「死亡率5%」は同じ意味ですが、どちらの表現を使用したかによりポジティブかネガティブに印象が変わります。

参考になった数5