保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育の心理学 問94

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育の心理学 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの自立に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

社会化の過程の初期段階に( A )の確立が位置づけられる。食事・排泄・睡眠といった人間の生理的活動を( B )に統制することを学ぶ。身辺自立の過程は、手の技能、認知の発達、( C )、生活経験のあり方などと深く関わる。その基盤となるのは、大人との間の信頼関係、適切な行動モデルの観察によるため、子どもの( D )を尊重してこそ、自立への歩みとなる。

【語群】
ア 他者との社会的相互作用
イ 基本的生活習慣
ウ 社会的に承認される様式
エ 生体リズムに対応した様式
オ 仲間関係の発達
カ 自我の発達
キ 自発性や自尊心
ク 手指の巧緻性や協応性
  • ( A )ア   ( B )ウ   ( C )オ   ( D )キ
  • ( A )ア   ( B )ウ   ( C )カ   ( D )ク
  • ( A )ア   ( B )エ   ( C )オ   ( D )ク
  • ( A )イ   ( B )ウ   ( C )カ   ( D )キ
  • ( A )イ   ( B )エ   ( C )オ   ( D )ク

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は4です。

全てを穴埋めすると以下のようになります。

社会化の過程の初期段階に( A、イ 基本的生活習慣 )の確立が位置づけられる。食事・排泄・睡眠といった人間の生理的活動を( B、社会的に承認される様式 )に統制することを学ぶ。身辺自立の過程は、手の技能、認知の発達、( C、カ 自我の発達 )、生活経験のあり方などと深く関わる。その基盤となるのは、大人との間の信頼関係、適切な行動モデルの観察によるため、子どもの( D、自発性や自尊心 )を尊重してこそ、自立への歩みとなる。

 この問題はある程度、文章の前後から読み取ることで選択肢を選ぶことができる問題です。
 「子どもの自立」というテーマで書かれていることを踏まえて考えましょう。
 まず、食事・排泄・睡眠というワードから「基本的生活習慣」という選択肢を選ぶことができます。基本的生活習慣が身につくことで、社会的に適応できるようになる、ということです。
 身辺自立においては自我の発達が欠かせません。「自分でやりたい」「自分でできるんだ」といった自発性や自尊心を尊重することで、自分に自信が持てるようになり自立へとつながるのです。

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02

正解は4です。

以下が正しい文章です。

社会化の過程の初期段階に( A 基本的生活習慣)の確立が位置づけられる。食事・排泄・睡眠といった人間の生理的活動を( B社会的に承認される様式 )に統制することを学ぶ。身辺自立の過程は、手の技能、認知の発達、( C 自我の発達)、生活経験のあり方などと深く関わる。その基盤となるのは、大人との間の信頼関係、適切な行動モデルの観察によるため、子どもの( D自発性や自尊心 )を尊重してこそ、自立への歩みとなる。

参考になった数4

03

正解は4です。

社会化の過程の初期段階に( A イ 基本的生活習慣 )の確立が位置づけられる。

食事・排泄・睡眠といった人間の生理的活動を( B ウ 社会的に承認される様式 )に統制することを学ぶ。

身辺自立の過程は、手の技能、認知の発達、( C カ 自我の発達 )、生活経験のあり方などと深く関わる。

その基盤となるのは、大人との間の信頼関係、適切な行動モデルの観察によるため、子どもの( D キ 自発性や自尊心 )を尊重してこそ、自立への歩みとなる。

エリクソンの発達段階で、幼児期前期(15-18ヶ月くらいから3-4歳位まで)「自律性」対「恥・疑惑」という発達課題があります。

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