保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育の心理学 問97
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育の心理学 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児と親の関係性のアセスメントについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもが発達障害の場合、親子関係のアセスメントは不要となる。
B 親が子どもをどのように捉え、感じているかについて、アセスメントすることが求められる。
C アタッチメント(愛着)関係のみをアセスメントすれば十分である。
D 母親との愛着関係は、父親との愛着関係と同一であると考えて良い。
A 子どもが発達障害の場合、親子関係のアセスメントは不要となる。
B 親が子どもをどのように捉え、感じているかについて、アセスメントすることが求められる。
C アタッチメント(愛着)関係のみをアセスメントすれば十分である。
D 母親との愛着関係は、父親との愛着関係と同一であると考えて良い。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )× ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )× ( D )×
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )×
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この過去問の解説 (3件)
01
まずはじめにアセスメントとは福祉の分野において、対象となる方が何を求めているのかを正しく知ること、そしてそれがその方の生活全般のどんな状況において生じているのかを確認することです。
A、×
子どもに発達障害があったとしても、アセスメントが不要ということにはなりません。むしろ、子どもに発達障害があることにより、子どもと親それぞれが求めていることや抱えている問題をアセスメントすることで、援助や支援の方法がみえやすくなります。
B、〇
問題文に書いてある通りです。親が子どもをどのように捉えているのか、また逆に子どもが親をどう捉えているのかをアセスメントすることでより理解が深まります。
C、×
アセスメントをする時には、対象者に関しての一部分に限らず、多くの情報を知ることが求められます。より深くアセスメントするためには、偏りなく対象者について知ることが重要です。
D、×
アタッチメントの形成は、母親と子ども、父親と子どもそれぞれと形成するものですので、同一であるとは言えません。
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02
「アセスメント」とは個人の「事前評価」「見立て」のことを言います。福祉の分野では、利用者やその家族との面談を事前に行い、支援計画を立てます。
A 発達障害の子どもを支援する際、親が子どもをどう捉えているかなどを把握したり、家庭環境について把握することが大切なので、親子関係についてアセスメントする必要があります。
B 適切です。
C アタッチメント(愛着)関係のみではアセスメントは不十分です。支援する本人の生活環境、学校などの社会的要因、投薬の有無など、様々な状況を知ることにより、細かく丁寧な支援を行うことができます。
D 母親、父親ではその役割や子どもとの関わりに違いが見られるので、同一にせず、それぞれの観点からアセスメントする必要があります。
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03
アセスメントとは「事前評価」や「見立て」という意味です。
A × 不適切です。
発達障害の場合でも親子関係について「不要」となることはアセスメント以外にも、まず、ありません。
B 〇 適切です。
親が子どもをどのように捉え、感じているかについて、アセスメントすることが求められます。
C × 不適切です。
愛着の他にも環境や養育など様々な要因のアセスメントが必要です。
D × 不適切です。
母親と父親は、性格や養育、役割が違いますので「同一である」との考えは不適切です。
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