保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの保健 問107
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの保健 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、子どもの生理機能に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
- 毎分の心拍数は、乳児よりも幼児の方が速い。
- 体温は、乳幼児と成人を比較すると乳幼児の方が高い。
- 血圧は、最高血圧と最低血圧があるが、乳幼児における最低血圧の値は成人と同等である。
- 毎分の呼吸数は、乳児の方が幼児よりも少ない。
- 排尿は、幼児に比べ乳児の方が頻回で、一回の量も多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、不適切
毎分の心拍数は乳児で120~140回、幼児で100~110回です。心臓がまだ小さいためたくさんの血液を送り出すために、大人よりも幼児、幼児よりも乳児のほうが心拍数が多くなります。
2、適切
成人の正常体温が36.3~37.0度なのに対し、乳児は36.8~37.3度、幼児は36.6~37.3度です。子どもは大人よりも皮膚が薄く、皮膚温度が高くなりやすいためです。
3、不適切
乳児の正常血圧は90/60、幼児が100/65、成人は120~129/80~84です。成人よりも乳幼児のほうが最高血圧・最低血圧ともに低いです。
4、不適切
毎分の呼吸数は乳児が35~23回、幼児が22~18回と幼児よりも乳児のほうが多いです。
5、不適切
新生児の排尿は一日に約20回です。排尿の働きはまだ未熟なため、回数は多いけれど排尿量は少ないです。幼児期になるにつれ、まとめて排尿できるようになり回数も一日に6~8回程度になります。
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02
・成人の平均体温は36.3~37.0℃です。
それに比べ、乳幼児の平均体温は、36.8~37.3℃と成人より高めです。
1 毎分の心拍数は、乳児は1分間に100~140回、幼児は1分間に100~110回と、乳児の方が速いです。
3 乳児の血圧は90/60、幼児の血圧は100/65、成人の血圧は120~129/80~84となっており、乳幼児の方が成人に比べて、血圧が低いことがわかります。
4 毎分の呼吸数は、乳児が35~23回、幼児が22~18回となっています。乳児の肺が幼児に比べて小さいため呼吸数が多くなります。
5 乳児は幼児に比べて、膀胱が未熟なため、尿を長時間溜め込むことができないので、排尿回数は幼児よりも多くなります。しかし、1回の排尿の量は少ないです。
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03
1 × 不適切です。
乳児は1分間に100~140回、幼児は90~100回と、乳児の方が速いです。
年齢が小さいほど心拍数は早くなります。
2 〇 適切です。
個人差もありますが、乳幼児は成人より、基礎代謝が高いため、乳幼児の体温は36~37.4度、成人よりも高くなっています。
3 × 不適切です。
乳幼児は血管が柔らかいため、最低血圧は成人よりも低くなっています。
4 × 不適切です。
乳児は幼児より肺が小さいため、呼吸数は多くなります。
年齢が小さいほど呼吸数は早くなります。
5 × 不適切です。
乳児は幼児よりも排尿器官が未発達なため、排尿回数は多いのですが、1回の量は少なくなっています。
2,3歳になると、膀胱に、2時間ほど尿をためられることでき、トイレトレーニングを始めるきっかけになります。
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