保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
保育原理 問19
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 保育原理 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
1歳児クラスの5月のことである。給食が始まる直前の時間に、担当保育士が「今日のごはんはなにかな?おいしそうね」などと声をかけながら配膳している。子ども達は食べ物を見つめたり、指差ししたりするなど、食事に関心を向けている様子である。そのようななか、Sちゃんは、午前中の遊びで疲れが出たのか、椅子に座ったまま指しゃぶりをしながらうとうとし始めた。
【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の原理」、第3章「保育の内容」の1「保育のねらい及び内容」及び2「保育の実施上の配慮事項」、第6章「保護者に対する支援」に照らして、Sちゃんへの担当保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A すぐに布団を敷いて食事をさせずに寝かせ、起床後のおやつの量を増やして必ず完食させる。
B 同じテーブルの席についた子ども達が「ごちそうさま」の挨拶をするまで、Sちゃんをそのまま椅子に座らせておく。
C 「Sちゃん」と名前を呼びながら食事をするよう促すが、様子をみて起きていることがむずかしそうなら先に寝かせる。その際に、口腔内に食べ物が残っていないかを確認する。
D 降園時に、保護者にSちゃんが食事中に眠り始めた状況や今日の食事の量について報告する。
【事例】
1歳児クラスの5月のことである。給食が始まる直前の時間に、担当保育士が「今日のごはんはなにかな?おいしそうね」などと声をかけながら配膳している。子ども達は食べ物を見つめたり、指差ししたりするなど、食事に関心を向けている様子である。そのようななか、Sちゃんは、午前中の遊びで疲れが出たのか、椅子に座ったまま指しゃぶりをしながらうとうとし始めた。
【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の原理」、第3章「保育の内容」の1「保育のねらい及び内容」及び2「保育の実施上の配慮事項」、第6章「保護者に対する支援」に照らして、Sちゃんへの担当保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A すぐに布団を敷いて食事をさせずに寝かせ、起床後のおやつの量を増やして必ず完食させる。
B 同じテーブルの席についた子ども達が「ごちそうさま」の挨拶をするまで、Sちゃんをそのまま椅子に座らせておく。
C 「Sちゃん」と名前を呼びながら食事をするよう促すが、様子をみて起きていることがむずかしそうなら先に寝かせる。その際に、口腔内に食べ物が残っていないかを確認する。
D 降園時に、保護者にSちゃんが食事中に眠り始めた状況や今日の食事の量について報告する。
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:× B:○ C:○ D:○
- A:× B:× C:○ D:○
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (4件)
01
保育所保育指針の改訂により、掲載場所が変わっています。
第1章 総則 の 3 保育の原理 → 第1章 総則・1 保育所保育に関する基本原則(2)保育の目標
第3章 保育の内容→第2章 保育の内容
第6章 保護者に対する支援→第4章 子育て支援
に、変わっています。
( A ) ×です。
必ず完食させるなど、無理強いはいけません。
( B ) ×です。
子ども、一人ひとりに目配りをし、眠ってしまっているようなら、
無理に席に座らせるようなことはせず、布団を敷き寝かせるなど適切に対応します。
( C ) ○です。
適切です。
安全に対する配慮もできており、適切な対応です。
( D ) ○です。
適切です。
保護者と情報を共有することで、家庭と連携した支援ができるようになります。
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02
平成30年に保育所保育指針が改定されました。
“第1章「総則」の3「保育の原理」”は、“第1章「総則」の1「保育所保育に関する基本原則(2)「保育の目標」”に変更“です。
“第3章「保育の内容」の1「保育のねらい及び内容」及び2「保育の実施上の配慮事項」”は、“第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」”に変更です。
“第6章「保護者に対する支援」”は“第4章「子育て支援」”に変更となりました。
1歳児クラスの5月という年度初めという点も踏まえて考えます。
A × 不適切です。
起床後のおやつを必ず完食させるなど、無理なことはしないです。
B × 不適切です。
様子をみて、寝てしまっているようなら、布団を敷いて寝かせるなどの配慮をします。
C 〇 適切です。
様子を見ながら、判断するのが適切です。その際に、口腔内に食べ物が残っていないかを確認し、窒息などの恐れがないようにします。
D 〇 適切です。
降園時に、保護者にSちゃんが食事中に眠り始めた状況や今日の食事の量について報告し、保護者と情報共有をします。
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03
A 不適切です。起床後のおやつを必ず完食させる必要はありません。Sちゃんの様子を見ながら、睡眠と食事の保障をし、食事量や睡眠時間は必ず降園時に保護者に伝えるようにします。
B 不適切です。5歳の1歳児クラスは月齢などにより一人ひとりの生活リズムに差がある時期です。集団生活を確立させるよりもSちゃんの生活リズムに合わせた配慮を行うことが大切です。
C 適切です。
D 適切です。
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04
A、不適切です。必ず完食させる必要はありません。
B、不適切です。ひとりひとりの状態に合わせた配慮が必要です。布団に寝かせる等の適切な対応を行います。
C、適切です。口腔内に食べ物が残っていると窒息の危険があるので、必ず確認します。
D、適切です。子どもの日々の様子を保護者に伝達し、相互理解を図るようにします。
※平成30年「保育所保育指針」の改定により該当箇所は、第1章「総則」1「保育所保育に関する基本原則」、第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」、第4章「子育て支援」に変更になりました
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