保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
社会福祉 問62

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 社会福祉 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、社会福祉の基本理念に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  北欧に起源をもつノーマライゼーション( normalization )の思想は、わが国の社会福祉分野の共通基礎理念として位置付けられることが多い。
B  ユニバーサルデザイン( universaldesign )という考え方のひとつに、どのような人にとっても役立つように使えるということが挙げられている。
C  QOL( QualityofLife )という言葉が社会福祉分野で使われるようになったのは、わが国では、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」が制定されてからのことである。
D  ソーシャルインクルージョン( socialinclusion )とは、カナダ及びオーストラリア地域で普及してきた理念であり、「社会的包括」あるいは「社会的包摂」等と訳されることがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

Aは○です。

Bは○です。

Cは×です。
QOL( QualityofLife )という概念は、1970年代より注目されています。
「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」が制定されたのは2005年であるので、この問題文は間違っていると言えます。

Dは×です。
ソーシャルインクルージョン( socialinclusion )は、1980年代にヨーロッパで発展した概念で、障害者を隔離・排除するのではなく、共生を目指すものです。

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02

正解は2です。

A 〇 適切です。
北欧に起源をもつノーマライゼーション( normalization )の思想は、わが国の社会福祉分野の共通基礎理念として位置付けられることが多いです。

B 〇 適切です。
ユニバーサルデザイン( universaldesign )という考え方のひとつに、どのような人にとっても役立つように使えるということが挙げられます。

C × 不適切です。
QOL( QualityofLife )という言葉が社会福祉分野で使われるようになったのは、1970年代から注目され、2005年に「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」が制定されています。

QOLは「人生の質」、「生活の質」などと訳されます。人が生きる上での満足度をあらわす指標のひとつです。

D × 不適切です。
ソーシャルインクルージョン( socialinclusion )とは、カナダ及びオーストラリア地域ではなく、1980年代にヨーロッパで発展してきた理念です。

「社会的包括」あるいは「社会的包摂」等と訳されることがあります。

ソーシャルインクルージョンは障害者らを社会から隔離排除するのではなく、社会の中で共に助け合って生きていこうという考え方のことです。

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03

正解は2です。

A 適切です。北欧に起源をもつノーマライゼーション( normalization )の思想は、わが国の社会福祉分野の共通基礎理念として位置付けられています。

B 適切です。ユニバーサルデザイン( universaldesign )という考え方のひとつとして、どのような人にとっても役立つように使えるということが挙げられています。

C QOL( QualityofLife )とは、「人生の質」と訳され、「その人が自分らしく生活できているか」を表しています。この言葉は1970年代頃から注目され始め、2005年に「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」が制定されました。

D ソーシャルインクルージョンとは、障がいの有無に関わらず、すべての人が社会の中で助け合いながら共生していこうという考え方を言います。1980年代にヨーロッパで発展していった考え方です。

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