保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
社会福祉 問67

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 社会福祉 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、生活保護制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  生活保護制度の基本原理の一つに、「保護の補足性」の原理がある。
B  生活保護制度の原則の一つに、「申請保護の原則」がある。
C  生活保護制度の扶助の種類の一つに、「教育扶助」がある。
D  生活保護制度の扶助の給付方法は、金銭給付のみである。
E  近年の生活保護制度の世帯類型別の被保護世帯数の動向は、高齢者世帯が一貫して増加傾向にある。
  • A:○  B:○  C:○  D:×  E:○
  • A:○  B:○  C:○  D:×  E:×
  • A:○  B:×  C:○  D:○  E:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○  E:×
  • A:×  B:×  C:○  D:○  E:○

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

Aは○です。
生活保護の基本原理の一つに『補足性の原理』があげられます。
これは、生活困窮者は、その生活の維持のためには自分持っている資産や能力などのあらゆるものを優先的に活用することを要件とし、それでもなお最低限度の生活が維持されない場合にその不足分を補う、ということです。

Bは○です。
生活保護の基本原則の一つに、『申請保護の原則』があげられます。
これは、保護は基本的に本人や家族、同居の親族等の申請により開始する、という原則になります。

Cは○です。
生活保護で定められている扶助の一つに、『教育扶助』があげられます。
これは、小学校・中学校(義務教育)の教育費に充てるための扶助となり、基本的に現金支給されます。


Dは×です。
生活保護の給付方法は、金銭が直接支給される現金給付と、医療・施設の利用・サービスの提供など金銭以外の方法で支給する現物給付があります。


Eは○です。
近年、被保護人員のうち、65歳以上の高齢者の割合の伸びが大きくなっています。
平成27年の被保護者調査では、65歳以上の高齢者の割合が全体の45.5%にのぼるという結果でした。

よって正解の組み合わせは1となります。

参考になった数30

02

Aは○です。

Bは○です。

Cは○です。

Dは×です。
生活保護制度の扶助の給付方法は、介護扶助と医療扶助以外のものは、原則的に金銭給付での支給になります。金銭給付のみではありません。

Eは○です。

参考になった数5

03

正解は1です。

A 適切です。

B 適切です。

C 適切です。

D 生活保護制度の扶助の給付は原則、金銭給付となりますが、介護扶助と医療扶助は直接介護事業者と医療機関へ支払われるため、すべてが受給者に金銭給付されるわけではありません。

E 適切です。

参考になった数3