保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
保育の心理学 問83

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 保育の心理学 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、心の理解に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  他者の心は直接観察することはできないが、心の動きを想定する推論の枠組をもつと、他者の行動の予測ができるようになる。
B  「心の理論」の獲得を調べるための方法としては、誤信念課題が用いられることが多い。
C  通常5歳児では、自分自身が知っている事実と他者の知っていることとの区別は難しいが、その後、正しく推測できるようになる。
D  乳児期での保育者とのコミュニケーションを通して、共に注意を向けることや、行為の意図を理解することなどが、心の理解の始まりとして大事な基盤といえる。

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この過去問の解説 (3件)

01

Aは○です。適切な記述です。

Bは○です。適切な記述です。
誤信念課題とは、ある事象を見た人と、それを見ていない人との心的な差異はどのようなものかを答える課題で、心の理論が獲得されているかどうかを調べるために有効です。

Cは×です。記述は不適切です。
設問は心の理論の獲得の有無についてかかれており、これを獲得するのはおおむね4歳前後だといわれています。


Dは○です。適切な記述です。


よって正解の組み合わせは2となります。

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02

A 正解です。
B 正解です。
C 心の理論は4歳以降に獲得されるので、5歳児は他者が自分とは違う信念を持つことを理解できます。
D 正解です。

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03

正解は 2 です。

A→記述通りです。

B→記述通りです。「誤信念課題」は心の理念を支えます。サリーとアンの課題が有名です。

C→心の理論は4歳前後に獲得されると考えられています。したがって×です。

D→記述通りです。

参考になった数2