保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
保育の心理学 問82

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 保育の心理学 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、成人期以降の発達についての記述である。A ~ Dにあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

エリクソン( Erikson,E.H. )によると、発達段階にはそれぞれ顕在化する[ A ]課題がある。成人期においても危機的状況に直面するが、否定的要素の[ B ]よりも肯定的要素の[ C ]が優位となって課題は達成される。その後、高齢期においても、否定的要素を排除するのではなく、それをも含めて[ D ]していくことによって課題が達成されるが、そこに至るには大きな困難が伴う、と考えられている。

【語群】
ア 拡散  イ 心理生理的  ウ 孤立性  エ 生殖性  オ 親密
カ 停滞  キ 統合   ク 心理社会的  ケ 融合
  • A:イ  B:ア  C:エ  D:ケ
  • A:イ  B:ウ  C:オ  D:キ
  • A:イ  B:エ  C:カ  D:キ
  • A:ク  B:カ  C:エ  D:キ
  • A:ク  B:キ  C:ア  D:ケ

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この過去問の解説 (3件)

01

A ク:エリクソンは心理社会的発達の8段階の各時期には、心理社会的課題と心理社会的危機があるとしました。
B カ:成人期の心理社会的危機は「停滞」です。
C エ:成人期の心理社会的課題は「生殖性」です。
D キ:高齢期の発達課題は「統合性」です。

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02

エリクソンは「アイデンティティ」という考えの考案者であり、人間の一生を8つの段階にわけ、その段階ごとに、心理的課題と危機などを分類した「心理社会的発達理論」を提唱しました。

空欄を正しい語句で埋めると下記のようになります。

エリクソン( Erikson,E.H. )によると、発達段階にはそれぞれ顕在化する[ A  ク心理社会的]課題がある。成人期においても危機的状況に直面するが、否定的要素の[ B カ停滞 ]よりも肯定的要素の[ C  エ生殖性]が優位となって課題は達成される。その後、高齢期においても、否定的要素を排除するのではなく、それをも含めて[ D  キ統合]していくことによって課題が達成されるが、そこに至るには大きな困難が伴う、と考えられている。

よって正解の組み合わせは4となります。

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03

正解は 4 です。

A:ク(心理社会的)
エリクソンは心理社会的発達を8つの段階に分け、心理社会的課題と心理社会的危機があるとしました。
B:カ(停滞)
成人期の心理社会的危機は停滞となります。
C:エ(生殖性)
成人期の心理社会的課題は生殖性となります。
D:キ(統合)
高齢期の発達課題は統合性となります。

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