保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
保育の心理学 問92

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 保育の心理学 問92 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、自我の発達に関する記述である。A ~ Dにあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

2歳頃に、「自分でやりたい」「イヤ」というような[ A ]が始まる。これはまわりの大人からすると、わがままを言っているように受け止められるが、自分でやりたいという自我が発達した証である。
その後、自分の思いを主張するだけでなく、集団の中で相手にあわせて自分の気持ちを抑える[ B ]が伸びていく。このような力には、相手の気持ちを推測し、理解して、自分の気持ちを調節する[ C ]や、ルールに気づき、守ろうとする[ D ]が関連している。

【語群】
ア 規範意識 イ 自己抑制 ウ 共感 エ 情動調整
オ 連帯意識 カ 自己主張
  • A:イ  B:カ  C:ウ  D:ア
  • A:イ  B:カ  C:ウ  D:オ
  • A:イ  B:カ  C:エ  D:ア
  • A:カ  B:イ  C:ウ  D:オ
  • A:カ  B:イ  C:エ  D:ア

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この過去問の解説 (3件)

01

A カ 自分の気持ちを主張するのは、自己主張です。
B イ 自分の気持ちを抑えるのは、自己抑制です。
C エ 自分の気持ちを調節するのは、情動調整です。
D ア ルールに気づき、守ろうとするのは規範意識です。

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02

正解は 5 です。

A→カの自己主張です。
「いや」「自分で」と思いを伝えるのは自己主張に該当します。

B→イの自己抑制です。
自分の気持ちを抑えているので抑制が当てはまります。


C→エの情動調性です。
自分の気持ちを調節しているので情動調整です。

D→アの規範意識です。
ルールに気付き守ろうとするのは規範意識です。

参考になった数2

03

Aにあてはまる語句は、カの自己主張です。
2歳ころになると、なんでも自分の力でやってみようと思うようになり、自己主張も強くなります。俗に「いやいや期」と呼ぶこともあります。

Bにあてはまる語句は、イの自己抑制です。
自己主張の時期が落ち着くと、その後幼児期を通して長い時間をかけて、自分の気持ちを少し我慢したりする自己抑制の力が育つようになります。

Cにあてはまる語句は、エの情動調整です。
周りの状況や相手の感情などに気づき、自分の気持ちを調整できるようになる力です。

Dにあてはまる語句は、アの規範意識です。
生活の場にはさまざまなルールがあることを理解し、それを守ろうと思える力です。

よって、正解の組み合わせは5となります。

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