保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育原理 問20

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育原理 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、日本の保育の現状と課題に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  外国籍の子どもを保育所に受け入れて保育する際には、国籍や文化の違いを認め、互いの文化を理解し、それぞれの持つ文化の多様性を尊重する多文化共生の視点が求められる。
B  小学校教育との連携は、主に学童保育の問題が中心的課題であり、保育と小学校以上の教育とは異質な面が多いため、学習面での連続性は考えず保育の独自性を追求することが今後の課題である。
C  就学に向けて、保育所の子どもと小学校の児童との交流、職員同士の交流、情報共有や相互理解など小学校との積極的な連携を図ることが求められている。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )×
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A 適切です。外国籍の子どもを保育所に受け入れて保育する際には、国籍や文化の違いを認め、互いの文化を理解し、それぞれの持つ文化の多様性を尊重する多文化共生の視点が求められます。

B 子どもが小学校に入学し新しい環境の中で安心して過ごせるようにするためにも、子どもの生活状況を共有し、保育所と小学校が連携を取ることは大切です。

C 適切です。就学に向けて、保育所の子どもと小学校の児童との交流、職員同士の交流、情報共有や相互理解など小学校との積極的な連携を図ることが求められています。

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02

1.○です。
国籍や文化の違いをお互いに受け入れて、認め合い、尊重して保育していくことが求められます。

2.×です。
「保育所保育指針 第二章 保育の内容 4保育の実施に関して留意すべき事項 (2) 小学校との連携」を参考にしてください。
「保育所においては、保育所保育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮」するよう記されています。
また、保育所保育と小学校保育との円滑な接続を図るよう努めるようにも記されています。

3.○です。
「保育所保育指針 第二章 保育の内容 4保育の実施に関して留意すべき事項 (2) 小学校との連携」を参考にしてください。
「保育所保育において育まれた資質・能力を踏まえ、小学校教育が円滑に行われるよう、小学校教師との意見交換や合同の研究の機会」を設け、連携を図るように求められています。

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03

A:○ 記述の通りです。地域によっては、外国籍の児童の割合が多い保育所もあるため、文化の違いを尊重しあう姿勢が必要です。
B:× 小学校教育との連携は、保育所を卒園後の児童が小学校へ入学する際に、児童の生活状況を共有することで、児童が安心して学校生活を始められるようするためです。
C:○ 保育所から小学校入学、と環境の変化に戸惑わないように、日ごろから積極的に交流することが求められています。

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