保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育原理 問9
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問題
保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育原理 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、わが国の保育の歴史に関する記述である。( A )〜( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
大正時代は、子どもの個性や自発性を尊重する考え方が広まった時代である。たとえば、( A )の律動遊戯や( B )の自由画運動などが幼児の表現活動に新風を吹き込んだ。芸術家たちによる児童文化の創造も活発な展開をみせた。童話と童謡の月刊雑誌『赤い鳥』が( C )によって創刊され、『おとぎの世界』、『コドモノクニ』などがこれに続いた。『赤い鳥』の創刊に参加した( D )は、『あめふり』、『からたちの花』などの童謡を作詞した。こうした活動は、保育の世界に豊かな文化財をもたらしただけでなく、純真無垢な子どもという子ども像を広範に広めることとなった。
大正時代は、子どもの個性や自発性を尊重する考え方が広まった時代である。たとえば、( A )の律動遊戯や( B )の自由画運動などが幼児の表現活動に新風を吹き込んだ。芸術家たちによる児童文化の創造も活発な展開をみせた。童話と童謡の月刊雑誌『赤い鳥』が( C )によって創刊され、『おとぎの世界』、『コドモノクニ』などがこれに続いた。『赤い鳥』の創刊に参加した( D )は、『あめふり』、『からたちの花』などの童謡を作詞した。こうした活動は、保育の世界に豊かな文化財をもたらしただけでなく、純真無垢な子どもという子ども像を広範に広めることとなった。
- ( A )土川五郎 ( B )竹久夢二 ( C )鈴木三重吉 ( D )北原白秋
- ( A )東基吉 ( B )竹久夢二 ( C )西条八十 ( D )山田耕筰
- ( A )東基吉 ( B )山本鼎 ( C )鈴木三重吉 ( D )山田耕筰
- ( A )土川五郎 ( B )山本鼎 ( C )鈴木三重吉 ( D )北原白秋
- ( A )土川五郎 ( B )山本鼎 ( C )西条八十 ( D )山田耕筰
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この過去問の解説 (3件)
01
( A )土川五郎 幼児が楽しめる遊戯の創作を目指した人物です。大正期にリズミカルな歌曲に動作を振り付けた「律動遊戯」「表情遊戯」を創作して発表しました。
( B )山本鼎 自由画教育運動を起しました。当時の児童美術教育は教科書のお手本どおりに忠実に描くことを目的としていましたが、山本鼎は子供が自由に絵を描くことを提唱しました。
( C )鈴木三重吉は1918(大正7)年に児童雑誌「赤い鳥」を創刊しました。
( D )北原白秋は「赤い鳥」の童謡面を担当し、日本の創作同様に新分野を開拓。代表作「からたちの花」など。
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02
( A )土川五郎
幼児音楽に変革をもたらした人物です。
リズミカルな歌曲に、動作を振り付けた「律動遊戯」と「表情遊戯」を発表しました。
( B )山本鼎
クレパスを考案した人です。
模写ではなく、子どもたちが自分の見たものを自由に描くことが大切だという、
自由画運動を提唱しました。
( C )鈴木三重吉
「子ども向けだからこそ質の高い文学を」という、発想のもと、「赤い鳥」を創刊しました。
( D )北原白秋
「赤い鳥」では童謡集を担当しました。
他にも、「桐の花」などの詩歌集、「トンボの眼玉」などの作品を残しています。
「大正時代は、子どもの個性や自発性を尊重する考え方が広まった時代である。
たとえば、( A 土川五郎 )の律動遊戯や( B 山本鼎 )の自由画運動などが
幼児の表現活動に新風を吹き込んだ。
芸術家たちによる児童文化の創造も活発な展開をみせた。
童話と童謡の月刊雑誌『赤い鳥』が( C 鈴木三重吉 )によって創刊され、
『おとぎの世界』、『コドモノクニ』などがこれに続いた。
『赤い鳥』の創刊に参加した( D 北原白秋 )は、
『あめふり』、『からたちの花』などの童謡を作詞した。
こうした活動は、保育の世界に豊かな文化財をもたらしただけでなく、
純真無垢な子どもという子ども像を広範に広めることとなった。」
と、なります。
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03
(A)土川五郎:律動遊戯(歌詞のないリズムを楽しむ遊戯)見せる遊戯ではなく子どもが楽しめる遊戯を目指しました。
(B)山本鼎は児童画とその指導方法の改革を目指した運動を起こしました。
(C)小説家・児童文学者である鈴木三重吉は質の高い児童文学を目指し、1918年に「赤い鳥」を創刊しました。
(D)赤い鳥に参加した北原白秋は、様々な童謡を発表しています。
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