保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育原理 問10

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育原理 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「児童福祉法」及び「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」では、児童福祉施設において、入所している者に食事を提供するときは、その献立は、できる限り、変化に富み、入所している者の健全な発育に必要な栄養量を含有するものでなければならないとされている。
B  「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」では、児童福祉施設においては、避難及び消火に対する訓練を、少なくとも6か月に1回は行わなければならないとされている。
C  「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」では、保育所には、保育士、嘱託医及び栄養士を置かなければならないと定められている。
D  「児童福祉法」では、保育士の資格を持たない人でも、子育ての経験があれば保育士の名称を用いて保育の仕事をすることが認められている。
E  「児童福祉法」では、乳児又は満2歳に満たない幼児を入所させる保育所には、乳児室又はほふく室、医務室、調理室、屋外遊戯場を設けることとされている。
  • A○  B○  C○  D×  E○
  • A○  B×  C○  D×  E×
  • A○  B×  C×  D×  E×
  • A×  B○  C○  D×  E○
  • A×  B×  C×  D○  E○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

A ○ 適切です。
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第11条の2に以下の記載があります。
「児童福祉施設において、入所している者に食事を提供するときは、その献立は、できる限り、変化に富み、入所している者の健全な発育に必要な栄養量を含有するものでなければならない。」

B × 不適切です。
避難及び消火に対する訓練は少なくとも毎月1回行うことになっています。

C × 不適切です。
保育所には保育士、嘱託医、調理員を配置しなければなりません。

D × 不適切です。
児童福祉法第18条の23に保育士でない者が保育士または紛らわしい名称を使用してはならないことが定められています。

E × 不適切です。
屋外遊戯場ではなく便所です。

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02

解答. 3

A.○ 
設問の通りです。
「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
第一章 総則
第11条 食事
に、記されています。

B.×  
「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
第一章 総則
第6条 児童福祉施設と非常災害
第2項に、
「避難及び消火に対する訓練は、少なくとも【毎月一回】は、これを行わなければならない。」
と、記されています。

C.×  
「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
第五章 保育所
第33条 職員に、
「保育所には、保育士、嘱託医及び【調理員】を置かなければならない。
ただし、調理業務の全部を委託する施設にあっては、
調理員を置かないことができる。
と、記されています。
 
D.×  
「児童福祉法」
第18 条の4 に、
「この法律で、保育士とは、第十八条の十八第一項の登録を受け、
保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、
児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と、記されています。
また、第18 条の23 に、
「保育士でない者は、保育士又はこれに紛らわしい名称を使用してはならない。」
との記載もあります。

E.×
第五章 保育所
第32条 設備の基準 に、
「1 乳児又は満二歳に満たない幼児を入所させる保育所には、
乳児室又はほふく室、医務室、調理室及び便所を設けること。」
と、記されています。

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03

正解は3です。

1:第11条に記されています。
2:避難訓練は少なくても月に1回は行わなければなりません。
3:施設によって設置しなければならない職員は変わってきます。
4:保育士は、「児童福祉法」にもとづく国家資格です。 保育士は、同法第18条第4項において『保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。』と記されています。
5:認可保育所の基準で2歳児未満は、乳児室と匍匐室を設置しなければなりません。

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