保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育原理 問11

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育原理 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、保育所に勤める保育士のWさんが、養護と教育の一体的な保育を心がけて行っていることである。「保育所保育指針」(厚生労働省告示第117号平成29年3月31日)に照らし、不適切な記述を一つ選びなさい。
  • Wさんは、子どもを一人の人間として尊重し、その生命を守り、情緒の安定を図りつつ、乳幼児期にふさわしい経験が積み重ねられていくよう丁寧に援助している。
  • Wさんは、子どもへの細やかで応答的な関わりのもと、子どもが安心感や信頼感の得られる生活の中で、身近な環境への興味や関心を高め、活動を広げていくように心がけている。
  • Wさんは、子どもが安心して自分の思いや力を発揮できる環境を心がけ、子どもが遊びなど自発的な活動を通して、体験的に様々な学びを積み重ねていけるようにしている。
  • Wさんは、保育所の生活の中では、子どもの年齢に応じて養護の時間と子どもの教育の時間をバランスよく配置し、子どもの一日の生活の中でそれぞれの内容が統合されるよう配慮している。
  • Wさんは、子どもが自分との信頼関係を拠りどころとしながら、日々の生活の中で主体性や生きることへの意欲を育んでいることを自ら常に心に留めて子どもと関わっている。

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この過去問の解説 (3件)

01

解答. 4
1.適切です。
子どもの最善の利益を考慮し、子どもが健やかに成長し、
その活動がより豊かに展開されるための発達の援助を行います。

2.適切です。
周囲の様々な環境に好奇心や探究心を持って関わり、
それらを生活に取り入れる力を養うことができるよう、援助します。

3.適切です。
子どもが自己を発揮できる環境を整えたり、様々な体験を通して、
学びを充実させることは大切です。

4.不適切です。
「保育所保育指針」
第一章 総則
2 養護に関する基本的事項
(1)養護の理念 には、
「保育所における保育は、
養護及び教育を一体的に行うことをその特性とするものである。」
と、記されています。

5.適切です。
子どもが保育士との信頼関係に支えられ、自己を発揮する中で、
子どもどうしが、思いを主張したり、折り合いをつけることを学び、
自分の気持ちを調整する力が育まれるよう援助します。

参考になった数17

02

保育における養護とは、生命の保持と情緒の安定です。きちんと養護されることで自己肯定感を持ち、学びが成り立ちます。

1:生命の保持と情緒の安定の上に教育があるので正しいです。
2:情緒の安定のため安心感や信頼感の得られる生活の中で教育が行われているので正しいです。
3:子どもが安心して過ごせる環境の中で学びが行われているので正しいです。
4:養護の時間と教育の時間を切り離しているので間違いです。
5:保育士が情緒と教育の一体的な保育を意識しているので正しいです。

参考になった数13

03

正解は4です。

1 ○ 適切です。

2 ○ 適切です。

3 ○ 適切です。

4 × 不適切です。
保育所では養護と教育は一体となっています。

5 ○ 適切です。

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