保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
児童家庭福祉 問51

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 児童家庭福祉 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、産前・産後サポート事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  対象となる時期は、妊娠初期(母子健康手帳交付時等)から出産後3年までが目安となるが、母子の状況、地域におけるニーズや社会的資源等の状況を踏まえ、市町村(特別区を含む)において判断する。
B  「パートナー型」は、助産師等の専門職や子育て経験者やシニア世代等が、妊産婦等の自宅に赴く等により個別に相談に対応する。
C  妊産婦等が抱える妊娠・出産や子育てに関する悩み等について相談支援を行い、家庭や地域での妊産婦等の孤立感の解消を図ることを目的とする。
D  「参加型」は、公共施設等を活用し、同じ悩み等を有する妊産婦等に対して集団形式により相談に対応する。
  • A○  B×  C○  D×
  • A○  B×  C×  D×
  • A×  B○  C○  D○
  • A×  B○  C×  D○
  • A×  B×  C○  D×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

産前・産後サポート事業には、利用者の家庭を訪問する「アウトリーチ(パートナー)型」と、利用者が保健センター等実施場所に来所して行う「デイサービス(参加)型」があります。
その「デイサービス(参加)型」には、集団(複数の妊婦または母子)で相談やグループワーク等を行う「集団型」と、一人ずつ相談等を行う「個別型」があります。

A:×  
産前・産後サポート事業の対象となる時期は、妊娠初期(母子健康手帳交付時等)から産後4か月頃までが目安とされています。

B:〇  
自宅訪問、または電話・メールにより、個別に相談に対応します。

C:〇  
相談支援(寄り添い)、地域の母親同士の仲間づくりの促進(交流支援)、妊産婦が家庭や地域における孤立感を軽減し(孤立感の解消)、安心して妊娠期を過ごし、育児に臨めるようサポートすることを目的とします。

D:〇  
「参加(デイサービス)型」の「集団型」では、コミュニティセンター等の公共施設等を活用し、集団形式で相談に対応します。

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02

正解は3です。

A × 不適切です。
産前・産後サポート事業ガイドラインによると対象時期は妊娠初期(母子健康手帳交付時等)から産後4か月頃までの時期が目安となっています。

B ○ 適切です。
「パートナー型」は訪問、電話相談、メールによる相談にて対応します。

C ○ 適切です。
専門的知識やケアを要する相談ではなく、不安や悩みを傾聴し、相談支援により、妊産婦に寄り添うことを目的としています。

D ○ 適切です。
公共施設による「集団型」は妊婦及び月齢の近い子どもを持つ母親及び家族が集まり、事業実施者が母親からの不安や悩みを傾聴し、相談に乗ります。
仲間づくりを目的とし、グループワークや全員で行う親子遊びなどを取り入れています。

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03

Aは×です。
産前・産後サポート事業ガイドラインによると、対象時期は『妊娠初期(母子健康手帳交付時等)から産後4か月頃までの時期が目安となる』との記載があります。

Bは○です。適切な記述です。

Cは○です。適切な記述です。

Dは○です。適切な記述です。

よって正解の組み合わせは3となります。

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