保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育の心理学 問83
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問題
保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育の心理学 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【I群】の記述と【II群】の用語を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A 保育者と新生児や乳児の間には、生まれて間もない時期から同調的な相互作用がみられる。例えば、保育者が話しかけると、新生児はその話しかけに反応するように同期して自分の身体を動かす。
B 新生児や乳児は、生まれて間もない時期から、人の声や顔などに特に敏感に反応し、なかでも他者の感情には敏感に反応する。例えば、新生児でも、他児の泣き声を聞くとつられて泣き出すことがある。
C 新生児や乳児が大人の表情や動作と同様の反応を示す現象がある。例えば、向かい合って口を開けたり、舌を出したりする保育者の動きをじっと見ていた新生児が、しばらくすると、同じような動きをする。
D 保育者と乳児の間では、言葉を話し始める前から、コミュニケーションが成立している。例えば、生後9か月頃になると、保育者の視線を追い、保育者が見ているものに目を向けることができるようになる。
【II群】
ア 情動伝染
イ 共同注意
ウ エントレインメント
エ 共鳴動作
【I群】
A 保育者と新生児や乳児の間には、生まれて間もない時期から同調的な相互作用がみられる。例えば、保育者が話しかけると、新生児はその話しかけに反応するように同期して自分の身体を動かす。
B 新生児や乳児は、生まれて間もない時期から、人の声や顔などに特に敏感に反応し、なかでも他者の感情には敏感に反応する。例えば、新生児でも、他児の泣き声を聞くとつられて泣き出すことがある。
C 新生児や乳児が大人の表情や動作と同様の反応を示す現象がある。例えば、向かい合って口を開けたり、舌を出したりする保育者の動きをじっと見ていた新生児が、しばらくすると、同じような動きをする。
D 保育者と乳児の間では、言葉を話し始める前から、コミュニケーションが成立している。例えば、生後9か月頃になると、保育者の視線を追い、保育者が見ているものに目を向けることができるようになる。
【II群】
ア 情動伝染
イ 共同注意
ウ エントレインメント
エ 共鳴動作
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この過去問の解説 (3件)
01
A ウ
エントレインメントとは、新生児と養育者との間にみられる響きあうような相互作用です。
養育者の呼びかけに新生児は体を動かし、養育者はそれに同調して呼びかけを続けます。
コンドンとサンダーによって発表されました。
B ア
生後数日の乳児には、他の赤ちゃんの泣き声を聞いて、泣き出す現象が見られます。これを情動伝染といいます。
C エ
共鳴動作とは、大人の動作に対して同調、共鳴して反復することです。
D イ
共同注意とは、自分と他人が同じものを見ていることを相互了解することです。8か月頃から始まります。
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02
A ウ エントレインメントとは、言葉での意思疎通のできない乳児が大人の言葉がけのリズムに対して身体を動かすことです。
B ア 情動伝染とは、身近な人から感情が移るというものです。
C エ 共鳴動作とは、大人の動作に対して真似をする一種の模倣行動のことです。
D イ 共同注意とは、ある物に対する注意を他者と共有することです。
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03
A 保育者と新生児や乳児の間には、生まれて間もない時期から同調的な相互作用がみられます。これを「エントレインメント」と言います。
B 新生児や乳児は、生まれて間もない時期から、人の声や顔などに特に敏感に反応し、なかでも他者の感情には敏感に反応します。例えば、他児の泣き声につられて泣くなどです。これを「情動伝染」と言います。
C 新生児や乳児が大人の表情や動作と同様の反応を示す現象があります。例えば、向かい合って口を開けたり、舌を出したりする保育者の動きをじっと見ていた新生児が、しばらくすると、同じような動きをするというような現象です。これを「共鳴動作」と言います。
D 保育者と乳児の間では、言葉を話し始める前から、コミュニケーションが成立しています。例えば、生後9か月頃になると、保育者の視線を追い、保育者が見ているものに目を向けることができるようになります。これを「共同注意」と言います。
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