保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
子どもの保健 問107

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 子どもの保健 問107 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【I群】の感染症名と【II群】の症状を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A  水痘
B  麻しん
C  咽頭結膜熱
D  手足口病

【II群】
ア  高熱、扁桃腺炎、結膜炎が主な症状である。
イ  発しんが顔や頭部に出現し、やがて全身へと拡大する。発しんは、斑点状の赤い丘しんから始まり、水疱(水ぶくれ)となり、最後は痂皮(かさぶた)となる。これら各段階の発しんが混在するのが特徴である。
ウ  口腔粘膜と手足の末端に水疱性発しんが生じる。また、発熱とのどの痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が口腔内にでき、唾液が増え、手足の末端、おしり等に水疱(水ぶくれ)が生じる。
エ  発症初期には、高熱、咳、鼻水、結膜充血、目やに等の症状がみられる。発熱は一時期下降傾向を示すが、再び上昇し、この頃には口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)がみられる。
  • A:ア  B:イ  C:エ  D:ウ
  • A:ア  B:エ  C:イ  D:ウ
  • A:イ  B:ウ  C:エ  D:ア
  • A:イ  B:エ  C:ア  D:ウ
  • A:ウ  B:エ  C:ア  D:イ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

A イ 水痘(水ぼうそう)は、胴体から全身、頭部にまでかゆみの強い赤い発しんが出現し、水疱になります。3~4日経つとかさぶたへと変わっていきます。

B エ 麻しんは、高熱、咳、鼻水など風邪に似た症状、結膜充血、目やに等の症状がみられ、ほおの内側に白い斑点(コプリック斑)がみられます。

C ア 咽頭結膜熱(プール熱)は、高熱、扁桃腺炎、結膜炎が主な症状です。

D ウ 手足口病は、名前の通り手のひら、足の裏、口の中、またおしりなどに赤い発しんがや水疱ができ、発熱、嘔吐、下痢を伴うこともあります。

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02

正解は4です。

A 水痘(水ぼうそう)の代表的な症状として顔や頭部の発疹の出現がみられます。それはやがて全身へと拡大し、水ぶくれとなり最後はかさぶたとなります。

B 麻しんの症状は、発症初期には、高熱、咳、鼻水、結膜充血、目やに等の症状がみられます。発熱は一時期下降傾向を示すが、再び上昇し、この頃には口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)がみられます。

C 咽頭結膜熱は高熱、扁桃腺炎、結膜炎が主な症状です。「アデノウイルス」というウイルスによって引き起こされる感染症で、プールの水を介して感染することもあることから「プール熱」とも呼ばれています。

D 手足口病は口腔粘膜と手足の末端に水疱性発しんが生じるのが大きな特徴です。また、発熱とのどの痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が口腔内にでき、唾液が増え、手足の末端、おしり等に水疱(水ぶくれ)が生じます。

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03

正解は4です。

A イ 水痘(水ぼうそう)は、発疹が水疱、かさぶたの順に変化します。感染力が非常に強いので出席停止を徹底します。

B エ 麻しん(はしか)にかかるとコプリック斑(頬の内側にできる白い水疱)が高確率で出現します。感染力が強く、肺炎や脳炎などの重い合併症を引き起こすこともあります。

C ア 咽頭結膜熱(プール熱)は、高熱、のどの痛み、結膜の充血、目やになどがみられます。温水プールの普及により、一年中みられます。

D ウ 手足口病は、口の中や手足に小さい水疱ができます。数日で治ることも多いですが、髄膜炎や脳炎、心筋炎などの合併症を生じることがあります。

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