保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
子どもの食と栄養 問130
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 平成30年(2018年)後期 子どもの食と栄養 問130 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 幼児期は成長の時期であるため、良質なたんぱく質摂取のために植物性たんぱく質のみをとるとよい。
B 幼児期は消化吸収機能が未熟であり、3回の食事だけでは必要な栄養量を満たすことが難しいため、間食でエネルギーや栄養素、水分を補給する必要がある。
C 体重1kgあたりのエネルギー必要量は、幼児期の方が成人よりも多い。
D 幼児期の間食の量は、通常1日のエネルギー摂取量の40%前後を目指すとよい。
A 幼児期は成長の時期であるため、良質なたんぱく質摂取のために植物性たんぱく質のみをとるとよい。
B 幼児期は消化吸収機能が未熟であり、3回の食事だけでは必要な栄養量を満たすことが難しいため、間食でエネルギーや栄養素、水分を補給する必要がある。
C 体重1kgあたりのエネルギー必要量は、幼児期の方が成人よりも多い。
D 幼児期の間食の量は、通常1日のエネルギー摂取量の40%前後を目指すとよい。
- ○ ○ ○ ×
- ○ ○ × ○
- ○ × ○ ○
- × ○ ○ ×
- × × × ○
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
A 不適切です。
幼児期は成長の時期であるため、良質なたんぱく質摂取のために植物性たんぱく質だけでなく、動物性たんぱく質もバランスよく摂取することが望ましいです。
B 適切です。
幼児期は消化吸収機能が未熟であり、3回の食事だけでは必要な栄養量を満たすことが難しいため、間食でエネルギーや栄養素、水分を補給する必要です。
C 適切です。
体重1kgあたりのエネルギー必要量は、幼児期の方が成人よりも多いです。
「日本人の食事摂取基準 2015年版」によると、1日の成人の基礎代謝基準値が24.0 kcal/kgであるのに対して、幼児はその倍以上の54.8 kcal/kgとなります。
D 不適切です。
間食の適量は、40%ではなく、1~2歳児は1日の推定エネルギー量の10~15%(135~150キロカロリー)、3~5歳児は10~20%(250~260キロカロリー)が目安です。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
02
A × 不適切です。
良質なたんぱく質を摂取するためには、植物性たんぱく質、動物性たんぱく質をバランスよく摂取することが必要です。
B ○ 適切です。
間食は食事でとれない栄養素を補うものとして、水分も含め、楽しみながら味わえるようにします。
C ○ 適切です。
幼児期は成長が盛んで活発なので、体重1キログラムあたりに必要なエネルギーや栄養素の量は大人より多くなるとされています。
D × 不適切です。
間食は、1日の摂取エネルギーの10~20%程度が適切です。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
幼児期は身体が大きく成長する時期なので、その材料となるたんぱく質の摂取が重要で、動物性たんぱく質も植物性たんぱく質もバランスよく摂取することが大切です。
Bは○です。
幼児期はまだ消化吸収機能が未発達で、一度にたくさん食べても胃腸がそれらを消化吸収しきることが難しいので、間食を摂ることで食事で取りきれなかった栄養を補給します。
Cは○です。
適切な記述です。
Dは×です。
間食の目安として、1〜2歳児は一日のエネルギー摂取量の10〜15%、3〜5歳児は10〜20%程度が良いとされています。
よって正解の組み合わせは4となります。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問129)へ
平成30年(2018年)後期問題一覧
次の問題(問131)へ