保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
児童家庭福祉 問53
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問題
保育士試験 平成31年(2019年)前期 児童家庭福祉 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、子育て支援事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 一時預かり事業(一般型)では、保育従事者のうち2分の1以上を保育士とし、保育士以外は一定の研修を受けた者を配置することが認められている。
B 子育て援助活動支援事業においては、病児や病後児の預かりも行われている。
C 子育て短期支援事業におけるショートステイ事業は、冠婚葬祭、学校等の公的行事への参加などの理由では利用できない。
D 病児保育事業は、病児対応型、病後児対応型、非施設型(訪問型)の3つの事業類型で構成される。
A 一時預かり事業(一般型)では、保育従事者のうち2分の1以上を保育士とし、保育士以外は一定の研修を受けた者を配置することが認められている。
B 子育て援助活動支援事業においては、病児や病後児の預かりも行われている。
C 子育て短期支援事業におけるショートステイ事業は、冠婚葬祭、学校等の公的行事への参加などの理由では利用できない。
D 病児保育事業は、病児対応型、病後児対応型、非施設型(訪問型)の3つの事業類型で構成される。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )×
- ( A )○ ( B )× ( C )× ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A 内閣府の出す子育て支援事業の概要によると、一時預かり事業では、 保育従事者は2分の1以上を保育士とし、保育士以外は一定の研修を受けた者を配置すると定められています。よって適切な文章です。
B 子育て支援事業には病児保育、病後児保育も含まれています。よって適切な文章です。
C ショートステイなどの子育て短期支援事業は保護者の疾病や仕事等の事由により児童の養育が一時的に困難となった場合、又は育児不安や育児疲れ、慢性疾患児の看病疲れ等の身体的・精神的負担の軽減が必要な場合に、児童を児童養護施設等で一時的に預かる事業なので冠婚葬祭、学校などの公的な行事への参加のために、子どもを見ることが難しい場合にも利用することができます。
D 病児保育事業は、病児対応型、病後児対応型、体調不良児対応型、非施設型(訪問型)の4つの事業類型で構成されています。よって不適切な文章です。
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02
Aは「一時預かり事業実施要綱」に記載されているので適切です。
Bの子育て援助活動支援事業は別名ファミリーサポート支援事業といい、以下の活動事例があげられています。よって適切な記述です。
・保育施設等までの送迎を行う。
・保育施設の開始前や終了後又は学校の放課後、子どもを預かる。
・保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かる。
・冠婚葬祭や他の子どもの学校行事の際、子どもを預かる。
・買い物等外出の際、子どもを預かる。
・病児・病後児の預かり、早朝・夜間等の緊急預かり対応
Cの子育て短期支援事業(ショートステイ型)の対象事例は以下の通りです。
○ 子どもの保護者の疾病
○ 育児不安、育児疲れなど身体上又は精神上の事由
○ 出産、看護、事故など家庭養育上の事由
○ 冠婚葬祭、出張や公的行事への参加など社会的な事由
○ 経済的問題等により緊急一時的に母子保護が必要な場合
よってCは間違いです。
Dの病児保育事業は、病児対応型、病後児対応型、体調不良児対応型、非施設型(訪問型)の4つの事業類型になっています。よって不適切な文章です
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03
一時預かり事業実施要項には『乳幼児の年齢及び 人数に応じて当該乳幼児の処遇を行う者を配置し、そのうち保育士を1/2以上とすること。』という記載があります。
Bの記述は適切です。
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)実施要項の中には、病児・病後児の預かり、早朝夜間等の緊急預かり、宿泊を伴う預かり等に関する、病児・緊急対応強化事業が掲げられています。
Cの記述は不適切です。
子育て短期支援事業の実施要項によると、短期入所生活援助(ショートステイ)事業の対象者について以下の記載があります。
『・事業内容 市町村は、保護者が疾病、疲労その他の身体上若しくは精神上又は環境上の理由により家庭において児童を養育することが一時的に困難 になった場合や経済的な理由により緊急一時的に母子を保護すること が必要な場合等に実施施設において養育・保護を行うものとする。
・ 対象者 この事業において対象となる者は、次に掲げる事由に該当する家庭の児童又は母子等とする。
(ア) 児童の保護者の疾病
(イ) 育児疲れ、慢性疾患児の看病疲れ、育児不安など身体上又は精神上の事由
(ウ) 出産、看護、事故、災害、失踪など家庭養育上の事由』
よって設問のような理由でも利用することができます。
Dの記述は不適切です。
病児保育事業の類型は、病児対応型、病後児対応型、非施設型(訪問型)、体調不良児対応型 の4種類です。
よって正解の組み合わせは2となります。
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