保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
社会福祉 問79

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会福祉 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、地域包括ケアシステムの充実に向けた取り組みについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  医療及び介護の関係機関・団体が相互の役割分担と連携を密にして、総合的な支援が行われる体制を確保する。
B  地域住民に認知症に対する正しい理解を促すため、認知症サポーターを養成し、認知症の人を地域で支える体制をつくる。
C  高齢者各人の有する能力を評価することなく、自立した日常生活を支援することに努める。
D  高齢者と障害児者が同一事業所でサービスを受けやすくするため、共生型サービスを位置づける。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

地域包括ケアシステムとは、厚生労働省により、2025年(平成37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築が推進されているものです。

A 〇 適切です。
住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築の実現を目指しています。

B 〇 適切です。
厚生労働省は認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」を全国で養成し、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに取り組んでいます。

C × 不適切です。
現役時代の能力を活かした活動 など社会参加も効果的な介護予防と考えられています。

D 〇 適切です。
高齢者と障害児者が同一の事業所でサービスを受けやすくするため、 介護保険と障害福祉両方の制度に 新たに共生型サービスを位置付ける。としています。

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02

Aの記述は○です。適切な記述です。
地域包括ケアシステムとは、「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」が切れ目なく一体的に提供される体制のことです。

Bの記述は○です。適切な記述です。
認知症サポーターとは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で、認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする人のことです。特別な職業や資格ではなく、サポーターは、自分の日常生活の中で認知症への理解と支援の心をもって行動し、認知症高齢者に理解のある地域づくりに貢献します。

Cの記述は×です。不適切な記述です。
各々が持つ人生経験や能力を活かしながら、いきいきと生活できるようにサポートしていきます。

Dの記述は○です。適切な記述です。
共生型サービスとは、介護保険と障害福祉のサービスを同一の事業所で一体的に提供することができるよう創設されたサービスで、この制度の導入により、介護保険または障害福祉のいずれかの指定を受けている事業所が、もう一方の制度の指定を受けやすくなりました

よって正解の組み合わせは2となります。

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03

正解は2番です。

A 〇 適切です。
地域包括ケアシステムは、厚生労働省に記しています。

B 〇 適切です。
認知症サポーターは、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けします。

C × 不適切です。
高齢者各人の有する能力を評価し、その人らしい自立した日常を営む支援をすることに努めます。

D 〇 適切です。
厚生労働省が共生型サービスについて記しています。

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