保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
子どもの保健 問104

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 子どもの保健 問104 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの健康状態の把握に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  一人一人の健康状態を把握することによって、保育所全体の子どもの疾病の発生状況を把握することができ、早期に疾病予防策を立てることに役立つ。
B  子どもの健康状態の把握は、保育士が行うのではなく、専門職である嘱託医と嘱託歯科医が、定期的な健康診査等で把握するものである。
C  一人一人の子どもの生育歴に関する情報を把握するに当たっては、母子健康手帳等の活用が有効であるが、活用の際、その情報の取扱いに当たっては、保育士には秘密保持義務があるため、保護者の了解を得る必要はない。
D  日々の健康観察では、子どもの心身の状態をきめ細かに確認し、平常とは異なった状態を速やかに見付け出すことが重要である。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

保育所保育指針第3章「健康及び安全」に記述されていることについての問題です。

A 〇 適切です。
保育所における健康と安全は、一人一人の子どもに加えて、集団の子どもの健康と安全から成り立っているといえる。 とあります。

B × 不適切です。
子どもの健康状態の把握は、嘱託医と嘱託歯科医による定期的な健康診断に加え、保育士等による日々の子どもの心身の状態の観察、更に保護者からの子どもの状態に関する情報提供によって、総合的に行う必要があります。

C × 不適切です。
一人一人の子どもの生育歴に関する情報を把握するに当たっては、母子健康手帳等の活用が有効です。活用の際は、保護者の了解を求めるとともに、その情報の取扱いに当たっては、秘密保持義務があることに留意しなければなりません。

D 〇 適切です。
保育士等による日々の健康観察では、子どもの心身の状態をきめ細かに確認し、平常とは異なった状態を速やかに見付け出すことが重要です。観察すべき事項としては、機嫌、食欲、顔色、活動性等のどの子どもにも共通した項目と、一人一人の子ども特有の疾病等に伴う状態があります。また、同じ子どもでも発達過程により症状の現れ方が異なることがあり、子どもの心身の状態を日頃から把握しておくことが必要です。



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02

正解は4番です。

A 〇 適切です。
季節の変わり目などは、注意して観察していくことが必要です。

B × 不適切です。
「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」1「子どもの健康支援」(1)「子どもの健康状態並びに発育及び発達状態の把握」によると、子どもの健康状態の把握は、嘱託医と歯科医による定期的な健康診断に加え、保育士等による毎日の子どもの心身の状態の観察、さらに保護者からの子どもの状態に関する情報提供によって総合的に行う必要があります。

C × 不適切です。
母子健康手帳の活用の際には、保護者の了解を得る必要があります。その中で知り得たことは、秘密を守ります。

D 〇 適切です。
平常とは異なった状態があれば、保育者同士で、情報共有をしたり、保護者に伝えたりしていきます。

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03

正解は4です。

A 適切です。一人一人の健康状態を把握することは、感染症を含めた、保育所全体の子どもの疾病の発生状況を把握することができ、早期に疾病予防策を立てることに役立ちます。

B 不適切です。保育士は毎日の視診や検温、子どもの機嫌などから健康状態を把握し、状況や必要に応じ、専門医や嘱託医の指導を受けます。

C 不適切です。母子健康手帳を活用する場合は、秘密保持義務があることに留意し、保護者の了承を得るようにします。

D 適切です。日々の健康観察では、子どもの心身の状態をきめ細かに確認し、平常とは異なった状態を速やかに見付け出すことが重要です。

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