保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
子どもの食と栄養 問121

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 子どもの食と栄養 問121 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ビタミンの生理機能に関する記述である。【Ⅰ群】のビタミンと【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  ビタミンK
B  ビタミンD
C  ビタミンC
D  葉酸

【Ⅱ群】
ア  小腸からのカルシウム吸収を促進し、欠乏すると小児ではくる病、成人では骨軟化症の発症リスクが高まる。
イ  皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須で、欠乏すると血管がもろくなる。
ウ  血液凝固因子の活性化に必要なビタミンで、母乳栄養児は欠乏に陥りやすい。
エ  受胎の前後に十分量を摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できる。
  • ( A )ア  ( B )イ  ( C )ウ  ( D )エ
  • ( A )ア  ( B )ウ  ( C )イ  ( D )エ
  • ( A )ウ  ( B )ア  ( C )イ  ( D )エ
  • ( A )ウ  ( B )ア  ( C )エ  ( D )イ
  • ( A )エ  ( B )ア  ( C )イ  ( D )ウ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

A ビタミンKは、血液凝固因子の活性化に必要なビタミンです。母乳にはビタミンKの含有量が少なく、母乳栄養児は欠乏に陥りやすいと言われています。

B ビタミンDは、小腸からのカルシウム吸収を促進します。欠乏症としては、小児ではくる病、成人では骨軟化症があります。

C ビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須です。筋肉・血管・皮膚・骨の強化、鉄の吸収促進、抗酸化力が強いという特徴もあるため、欠乏すると血管やもろくなってしまう危険があります。

D 葉酸は、受胎の前後に十分量を摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できると言われており、妊娠中には積極的に摂取していきたい栄養素です。

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02

正解は3です。


ビタミンKは、血液凝固因子の活性化に必要なビタミンで、母乳栄養児は欠乏に陥りやすいです。


ビタミンDには、小腸からのカルシウム吸収を促進し、欠乏すると小児ではくる病、成人では骨軟化症の発症リスクが高まります。


ビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須で、欠乏すると血管がもろくなります。


葉酸は、受胎の前後に十分量を摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できます。

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03

正解は3です。

A 血液凝固作用があるビタミンKは、特に母乳栄養児が不足しがちになります。

B ビタミンDはカルシウムの吸収とカルシウムの骨への沈着を促進します。不足すると子供はくる病、大人は骨軟化症を発症しやすくなります。

C ビタミンCはコラーゲンの合成、筋肉・血管・皮膚・骨の強化、鉄の吸収促進、抗酸化力が強いという特徴があります。

D 葉酸はアミノ酸や核酸の代謝に関与し、造血作用があり、胎児の先天異常のリスクを減らします。

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