保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
保育実習理論 問148
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問題
保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育実習理論 問148 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例1】〜【事例4】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例1】
M保育士は、2歳児クラスを担当している。子どもたちは少しずつトイレで排泄することができるようになり、「ひとりでできた!」と生活習慣の自立への自信が育ってきている。Pちゃんは排泄したくなると「おしっこ!」と言ってズボンとおむつを下ろしてもらいトイレに駆けていく。排泄後は、M保育士が他のことに手を取られているとお尻を出したまま遊び始めてしまう。M保育士は、Pちゃんに自分でズボンをはこうとする気持ちが育ってほしいと考え、( A )の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例2】
Q保育士は、3歳児クラスを担当している。最近クラスの子ども達は表現遊びに興味をもち、オノマトペや体の動きを使っていろいろな状況を表現して遊んだり、言葉のリズムを楽しんだりしている場面がたくさん見られるようになった。そこで、Q保育士は表現遊びがさらに広がるように( B )の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例3】
R保育士は、4歳児クラスを担当している。友だちと一緒に遊ぶ姿が増え、友だち関係も広がってきた。クラスの友だちと一緒に遊ぶことの楽しさをさらに感じてほしいと考えている。そのような時期に( C )の絵本の読み聞かせをしてみた。その後、子ども達の間で「はっぱを入れてください、欲しいものがでてきますよ」という遊びが始まり、生活発表会に向けてみんなで製作するという活動に広がっていった。
【事例4】
S保育士は、5歳児クラスを担当している。来月から難聴のあるTちゃんを受け入れることになった。そこで子どもたちに日々の生活の中で障害のある子どもに対してどのように関わればよいか、考えて行動する態度が育ってほしいと考え、( D )の絵本の読み聞かせを行った。
【設問】
対象児の年齢やねらいを考慮して、( A )〜( D )にあてはまる絵本を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
ア:『いっぽんばしわたる』(作 五味太郎)
イ:『はけたよはけたよ』(文/神沢利子 絵/西巻茅子)
ウ:『ぼくのだいじな あおいふね』(画家 ディック=ブルーナ 作者 ピーター=ジョーンズ 訳者 中川健蔵)
エ:『ぽんたの じどうはんばいき』(作/加藤ますみ 絵/水野二郎)
【事例1】
M保育士は、2歳児クラスを担当している。子どもたちは少しずつトイレで排泄することができるようになり、「ひとりでできた!」と生活習慣の自立への自信が育ってきている。Pちゃんは排泄したくなると「おしっこ!」と言ってズボンとおむつを下ろしてもらいトイレに駆けていく。排泄後は、M保育士が他のことに手を取られているとお尻を出したまま遊び始めてしまう。M保育士は、Pちゃんに自分でズボンをはこうとする気持ちが育ってほしいと考え、( A )の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例2】
Q保育士は、3歳児クラスを担当している。最近クラスの子ども達は表現遊びに興味をもち、オノマトペや体の動きを使っていろいろな状況を表現して遊んだり、言葉のリズムを楽しんだりしている場面がたくさん見られるようになった。そこで、Q保育士は表現遊びがさらに広がるように( B )の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例3】
R保育士は、4歳児クラスを担当している。友だちと一緒に遊ぶ姿が増え、友だち関係も広がってきた。クラスの友だちと一緒に遊ぶことの楽しさをさらに感じてほしいと考えている。そのような時期に( C )の絵本の読み聞かせをしてみた。その後、子ども達の間で「はっぱを入れてください、欲しいものがでてきますよ」という遊びが始まり、生活発表会に向けてみんなで製作するという活動に広がっていった。
【事例4】
S保育士は、5歳児クラスを担当している。来月から難聴のあるTちゃんを受け入れることになった。そこで子どもたちに日々の生活の中で障害のある子どもに対してどのように関わればよいか、考えて行動する態度が育ってほしいと考え、( D )の絵本の読み聞かせを行った。
【設問】
対象児の年齢やねらいを考慮して、( A )〜( D )にあてはまる絵本を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
ア:『いっぽんばしわたる』(作 五味太郎)
イ:『はけたよはけたよ』(文/神沢利子 絵/西巻茅子)
ウ:『ぼくのだいじな あおいふね』(画家 ディック=ブルーナ 作者 ピーター=ジョーンズ 訳者 中川健蔵)
エ:『ぽんたの じどうはんばいき』(作/加藤ますみ 絵/水野二郎)
- ( A )ア ( B )ウ ( C )エ ( D )イ
- ( A )イ ( B )ア ( C )ウ ( D )エ
- ( A )イ ( B )ア ( C )エ ( D )ウ
- ( A )ウ ( B )エ ( C )ア ( D )イ
- ( A )ウ ( B )エ ( C )イ ( D )ア
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この過去問の解説 (3件)
01
正解 3
A-イ 『はけたよ、はけたよ』
一度は自分でパンツをはくことをあきらめて逃げ出してしまったたっくんが、失敗を重ねながらも自分なりの工夫でパンツをはけるようになる、というお話です。
B-ア 『いっぽんばしわたる』
「ぴょん ぴょん わたる」「はら はら わたる」「げんきに わたる」色んな動物が一本橋を渡ってきます。言葉遊びが楽しいお話です。
C-エ 『ぽんたの じどうはんばいき』
たぬきのぽんたが作ったのは、欲しいものが出てくる自動販売機。欲しいものを手にした時の動物たちの喜びが表情豊かで楽しいお話です。
D-ウ 『ぼくのだいじな あおいふね』
耳に障害を持つ男の子が主人公のお話です。難聴児の日常と心の内を分かりやすい文章とかわいい絵で描いています。
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02
A イ:『はけたよはけたよ』
一度は自分でパンツをはくことをあきらめて逃げ出してしまったたっくんが、試行錯誤を重ねて、自分でパンツを履けるようになるというお話です。トイレトレーニングや自分で着替えをすることを始めた子どもにおすすめの絵本です。
B ア:『いっぽんばしわたる』
色々な動物がいっんばしを渡るお話です。橋を渡る時の擬音のリズムが心地よく、おもしろい絵本です。
C エ:『ぽんたの じどうはんばいき』
たぬきのぽんたが作った、はっぱを入れるとほしいものが出てくる自動販売機には色々なお客さんがやってきます。ある日の注文はなんと「おともだち」。困ったぽんたはどうするのでしょうか・・・というお話です。ごっこ遊びや劇あそびに展開していきやすい心あたたまる絵本です。
D ウ:『ぼくのだいじな あおいふね』
耳に障害を持つベンという男の子が主人公です。難聴という障害を抱えた男の子の心情や日常が描かれたお話です。
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03
A:イ『はけたよはけたよ』
逃げ出したり試行錯誤しながらも、一人でパンツをはけるようになる男の子のお話。
トイレトレーニング中の1~3歳児むけによく読まれます。
B:ア『いっぽんばしわたる』
言葉のリズムがおもしろい絵本。ことば・表現活動に取り入れるのにぴったりです。
C:エ『ぽんたのじどうはんばいき』
たぬきのぽんたが作った自動販売機は、はっぱを入れると何でも欲しいものが出てきます。品物はぽんたが葉っぱを変えて出しているのです。ある日の注文は「お友達」!困ったぽんたはさてどうするでしょう、というお話。劇あそびにぴったりです。
D:ウ『ぼくのだいじな あおいふね』
耳の悪いベンは、口の動きを見て言葉を理解します。難聴児の日常と心の内を、わかりやすく描いた作品です。インクルーシブ保育が叫ばれる今、こういった多様性への理解を促す絵本を保育に取り入れることは必要です。
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