保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
保育原理 問3
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育原理 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の計画及び評価」の(1)「全体的な計画の作成」、(2)「指導計画の作成」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保育所は、全体的な計画に基づき、長期的な指導計画と短期的な指導計画を作成しなければならない。
B 指導計画の作成にあたっては、一人一人の子どもの興味・欲求に即し主体性を尊重するため、3歳以上児は個別的な計画を作成することが必要である。
C 3歳以上児の指導計画作成にあたっては、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を到達目標として、就学前の時期にそれらが身に付くよう計画し、評価・改善することが必要である。
D 全体的な計画は施設長が単独で作成し、それに基づいて担当保育士が具体的な指導計画を作成するというように、分担して計画を作成しなければならない。
A 保育所は、全体的な計画に基づき、長期的な指導計画と短期的な指導計画を作成しなければならない。
B 指導計画の作成にあたっては、一人一人の子どもの興味・欲求に即し主体性を尊重するため、3歳以上児は個別的な計画を作成することが必要である。
C 3歳以上児の指導計画作成にあたっては、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を到達目標として、就学前の時期にそれらが身に付くよう計画し、評価・改善することが必要である。
D 全体的な計画は施設長が単独で作成し、それに基づいて担当保育士が具体的な指導計画を作成するというように、分担して計画を作成しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
A 〇 適切です。
保育所は、全体的な計画に基づき、長期的な指導計画と短期的な指導計画を作成します。
B × 不適切です。
個別の計画をするのは、3歳未満児です。
3歳以上児の指導計画の作成にあたっては、個の成長と、子ども相互の関係や協同的な活動が促されるよう配慮することと記載があります。
C × 不適切です。
3歳以上児の指導計画作成について、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を到達目標にする旨は示されていません。
D × 不適切です。
全体的な計画の作成にあたっては、施設長が単独で作成するのではなく、全職員が各々の職種や立場に応じて参画し、保育の理念や方針を共有しながら、保育の方向性を明確にすることが必要です。
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02
A 適切です。「保育所は、全体的な計画に基づき、具体的な保育が適切に展開されるよう、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながら、より具体的な子どもの日々の生活に即した短期的な指導計画を作成しなければならない。」と定義されています。
B 「3歳以上児については、個の成長と、子ども相互の関係や協同的な活動が促されるよう配慮すること。」と指針の中で定義されているので、問題文の記述は不適切です。
C 3歳以上児の保育については「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が最終的な到達目標ではなく、発達の各時期ににふさわしい生活が展開されるように、指導計画を作成することが重要とされています。
D 指針によると指導計画の展開には「施設長、保育士など、全職員による適切な役割分担と協力体制を整えること。」が必要とされており、施設長が単独で作成する旨は記載されていません。よって問題文の記述は不適切です。
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03
Bの記述は×です。不適切な記述です。
3歳児以上に関しては、個の成長とともに、子ども同士の関わり合いや、協同的な活動も重視されていきます。
Cの記述は×です。不適切な記述です。
3歳児の時点では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は到達目標とはなっていません。
Dの記述は×です。不適切な記述です。
保育の全体的な計画は、施設長が単独で行うのではなく、職員間でそれぞれの立場の意見を出し合いながら話し合いを重ね、保育の理念や方針を全体で共有していくことが大切です。
よって正解の組み合わせは3となります。
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