保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
教育原理 問25
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 教育原理 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 『脱学校の社会』(1977年)で、学校制度を通じて「教えられ、学ばされる」ことにより、「自ら学ぶ」など、学習していく動機を持てなくなる様子を「学校化」として批判的に分析した。
B 『被抑圧者の教育学』(1979年)で、学校を通じて子どもに知識が一方的に授けられる様子を「銀行型教育」と批判し、これに代わって教育では「対話」が重視されるべきだとした。
【Ⅱ群】
ア イリイチ(Illich, I.)
イ フレイレ(Freire, P.)
ウ フレネ(Freinet, C.)
【Ⅰ群】
A 『脱学校の社会』(1977年)で、学校制度を通じて「教えられ、学ばされる」ことにより、「自ら学ぶ」など、学習していく動機を持てなくなる様子を「学校化」として批判的に分析した。
B 『被抑圧者の教育学』(1979年)で、学校を通じて子どもに知識が一方的に授けられる様子を「銀行型教育」と批判し、これに代わって教育では「対話」が重視されるべきだとした。
【Ⅱ群】
ア イリイチ(Illich, I.)
イ フレイレ(Freire, P.)
ウ フレネ(Freinet, C.)
- A:ア B:イ
- A:ア B:ウ
- A:イ B:ア
- A:イ B:ウ
- A:ウ B:イ
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この過去問の解説 (3件)
01
ア イリイチはオーストリアの哲学者です。『脱学校の社会』(1977年)で、学校制度を通じて「教えられ、学ばされる」ことにより、「自ら学ぶ」など、学習していく動機を持てなくなる様子を「学校化」として批判的に分析しました。
イ フレイレはブラジルの教育者です。
『被抑圧者の教育学』(1979年)で、学校を通じて子どもに知識が一方的に授けられる様子を「銀行型教育」と批判し、これに代わって教育では「対話」が重視されるべきだとしました。
ウ フレネはフランスの教育者です。子どもの生活や興味から出てくる自然で自由な表現を重視し、これらは「フレネ教育」と呼ばれました。
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02
A『脱学校の社会』(1977年)で、学校制度を通じて「教えられ、学ばされる」ことにより、「自ら学ぶ」など、学習していく動機を持てなくなる様子を「学校化」として批判的に分析したという文章はは、イリイチに関する記述です。
B『被抑圧者の教育学』(1979年)で、学校を通じて子どもに知識が一方的に授けられる様子を「銀行型教育」と批判し、これに代わって教育では「対話」が重視されるべきだとしたという文章は、フレイレに関する記述です。
フレネは、『言語の自然な学び方 学校教育の轍の外で』を著し、学ぶ主体の「生命の弾み」に照準をあて、子どもの言語習得のプロセスに迫りました。
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03
イリイチはオーストリア生まれの哲学者・社会評論家です。イリイチは真の学びを取り戻すため、学校という制度の撤廃を提言しました。
Bの記述に結びつく人物は、イのフレイレです。
フレイレはブラジルの教育者・哲学者です。教師が子どもたちへ一方的に知識を蓄積していく様子を「銀行型教育」と呼び批判し、相互作用的な教育が大切であると説きました。
よって正解の組み合わせは1となります。
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