保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
社会的養護 問34

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問題

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会的養護 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の施設種別と【Ⅱ群】の各施設の目的と役割を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  児童心理治療施設
B  福祉型児童発達支援センター
C  児童家庭支援センター
D  児童自立支援施設

【Ⅱ群】
ア  地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識および技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行うとともに、市町村の求めに応じ、技術的助言その他必要な援助を行う。
イ  家庭環境、学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童を、短期間入所させ、または保護者の下から通わせて、社会生活に適応するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行い、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。
ウ  日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行う。
エ  不良行為をなし、またはなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、または保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

Aーイ
「児童心理治療施設」は家庭環境、学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童を、短期間入所させ、または保護者の下から通わせて、社会生活に適応するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行い、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う施設です。

Bーウ
「福祉型児童発達支援センター」は、日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行う施設です。

Cーア
「児童家庭支援センター」は、地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識および技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行うとともに、市町村の求めに応じ、技術的助言その他必要な援助を行う施設です。

Dーエ
「児童自立支援施設」は、不良行為をなし、またはなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、または保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う施設です。

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02

Aの児童心理治療施設にあてはまる記述はイです。
児童心理治療施設は、心理的問題を抱え、日常生活に支障をきたしている子どもたちに対し、医療的な観点から生活支援を基盤とした心理治療を行い、また学校教育との緊密な連携による総合的な治療や支援を行う施設です。

Bの福祉型児童発達支援センターにあてはまる記述はウです。
児童発達センターは、地域の障害のある児童を通所させ、日常生活における基本的動作の指導をしたり、自活に必要な知識や技能の訓練や集団生活への適応のための訓練を行う施設です。
福祉サービスを行う「福祉型」と、福祉サービスに併せて治療を行う「医療型」があります。

Cの児童家庭支援センターにあてはまる記述はアです。
児童家庭支援センターは、子ども、家庭、地域住民等からの相談に応じ、必要な助言、指導を行う施設です。また、児童相談所、児童福祉施設など、関係する機関の連絡調整も行います。児童相談所を補完するものとして、児童福祉施設等に設置されています。

Dの児童自立支援施設にあてはまる記述はエです。
児童自立支援施設は、不良行為を行ったか、あるいはそのおそれがある児童、家庭環境等の環境上の理由により生活指導が必要な児童などに対して必要な指導を行い、自立を支援することを目的とする施設です。入所させることも、保護者の元から通うこともできます。子どもの日常の生活を支えるとともに学校に代わって学科指導、職業指導などが行われます。退所後の児童に対してもケアを行います。

よって正解の組み合わせは4となります。

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03

正解は4です。

A-イ 
家庭環境、学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童を、短期間入所させ、または保護者の下から通わせて、社会生活に適応するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行い、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うのが、「児童心理治療施設」です。

B-ウ 
日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行うのが、「福祉型児童発達支援センター」です。

C-ア 
地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識および技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行うとともに、市町村の求めに応じ、技術的助言その他必要な援助を行うのが、「児童家庭支援センター」です。

D-エ 
不良行為をなし、またはなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、または保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うのが、「児童自立支援施設」です。

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