保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
社会的養護 問40

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問題

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会的養護 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設に勤めるXさん(保育士)は、Y君(6歳)を担当している。Y君は、年下のZ君(3歳)が楽しそうに積み木を組み立てていると、それをわざと壊したりする。こういった場面が最近とても頻繁にみられるので、Xさんは、Y君を注意することが多くなっている。そこでXさんは主任保育士に相談をした。すると、主任保育士からは、Y君の得意なことを活かした支援をするようにと指導を受けた。

【設問】
主任保育士からの指導の内容を表す最も適切な語句を一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

・ストレングスとは、得意なことや強みを活かした支援のことをいいます。

以下は補足です。

1 スティグマは、障害や貧困等による社会的な不利益や差別、劣等感のことを言います。

2 パーマネンシーは、永続性という意味をもちます。

3 社会的包摂はソーシャル・インクルージョンとも言われ、国民一人一人を社会の構成員として取り込み、支え合う考え方のことを言います。

4 多様性とは、個性や生き方が様々なことを言います。

参考になった数57

02

正解は5です。

1. ×
スティグマという言葉には、
もともと烙印、不名誉という意味があります。
障害などにより、
ある特定の特徴を持った個人や集団が負った
偏見や差別などのネガティブなレッテルを指します。

2. ×
パーマネンシーという言葉には、
永続性という意味があります。
児童福祉の分野では、
長期にわたって安定している
養育環境の保証を指します。

3. ×
社会的包摂(Social Inclusion)とは、
社会的排除(Social Exclusion)の対義語にあたり、
あらゆる人々を社会の一員として
取り込むことを指します。

4. ×
多様性(ダイバーシティー)とは、
人種や性別などだけでなくものの考え方や個性が
様々であることを指します。

5. ○
ストレングス(アプローチ)とは、
対象者の備えもつ力や強み(を
活かした支援)を指します。
Y君の得意なことを生かした
アプローチを行うことで、
Y君の自己肯定感を育みながら
支援できると考えられます。

参考になった数37

03

正解は5です。

1 × 不適切です。
スティグマは、障害や貧困等による社会的な不利益や差別、劣等感のことです。
養護施設における子どもの スティグマに関する研究 などが行われています。

2 × 不適切です。
パーマネンシーは、永続性という意味です。
パーマネンシー保障(永続性保障)と言われ、永続的な人間関係や生活の場を保障することを言います。

3 × 不適切です。
社会的包摂(ほうせつ)ソーシャル・インクルージョンとも言われ、国民一人一人を社会の構成員として取り込み、支え合う考え方のことです。

4 × 不適切です。
多様性は、個性や生き方が様々なことです。

5 〇 適切です。
ストレングスは、得意なことや強みを活かした支援のことです。

参考になった数26