保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
社会福祉 問65

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問題

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会福祉 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、社会福祉事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育所は、第一種社会福祉事業である。
B  障害者支援施設は、第二種社会福祉事業である。
C  共同募金を行う事業は、第二種社会福祉事業である。
D  児童養護施設は、第一種社会福祉事業である。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

・第一種福祉事業は、利用者の保護を行う入所施設サービスのことを指し、国や地方自治体、社会福祉法人しか運営することができません。
主な施設としては「児童養護施設」「障害者支援施設」「乳児院」「特別養護老人ホーム」があてはまります。

・第二種福祉事業は、在宅生活を支えるサービスを提供しており、社会福祉法人でなくても施設の運営をすることができます。
主な施設としては「保育所」「障害児通所支援事業」「デイサービス事業」などがあります。

上記のことから、
A 保育所は「第二種社会福祉事業」なので不適切です。

B 障害者支援施設は「第一種社会福祉事業」なので不適切です。

C 共同募金を行う事業は、社会福祉法第113条により「第一種社会福祉事業」に規定されているので不適切です。

D 児童養護施設は「第一種社会福祉事業」なので適切です。

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02

正解は5です。

社会福祉事業の定義については、
おもに「社会福祉法」第二条に書かれています。

第一種福祉事業には、
主として入所サービス施設が相当します。
利用者への影響が大きいため、
行政や社会福祉法人の経営が原則です。
都道府県知事への届出や許可が必要です。

第二種福祉事業には、
主として在宅サービスが相当します。
比較的利用者への影響が小さいため、
公的規制の必要性が低い事業です。

A ×
保育所は、第二種福祉事業です。

B ×
障害者支援施設は、第一種福祉事業です。

C ×
共同募金を行う事業は、
「社会福祉法」第百十三条により、
第一種福祉事業となっています。

D ○
児童養護施設は、第一種福祉事業です。

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03

正解は【5】です。

社会福祉事業の第一種事業は原則、国や地方公共団体、社会福祉法人しか行うことが出来ず、利用者の保護を行う施設がほとんどです。

よって、選択肢では
Dの【児童養護施設】B【障害者支援施設】がこれに当てはまります。

また、注意しなければいけないのが
Cの【共同募金】です。
こちらも第一種事業に含まれます。



第二種事業は、行政や社会福祉法人以外でも行うことができ、在宅生活を支援するサービスが多いです。

よって選択肢からは
A【保育所】が
当てはまります。

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