保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
保育の心理学 問89
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育の心理学 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA ~ Dのうち、保育における発達援助に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 小学校との連携では、遊びを主導的活動として展開する幼児期の生活と、学習を主導的活動として展開する児童期の教育とを、双方で内容的・方法的に工夫することによって接続を図る。
B 保育所の生活の中で協同遊びの経験を積み重ねておくことは、小学校における協同的な学びにつながっていくものである。
C 保育所保育を小学校教育への準備段階として捉えるのではなく、幼児期の教育と小学校の教育を相互に理解し、生かしあう視点をもつことが大切である。
D 一人一人の子どもに「どのような」支援や配慮が必要となるかについて、保育所で今までに蓄積された情報を保育所幼児保育要録として小学校に送付することが「保育所保育指針」に記されている。
A 小学校との連携では、遊びを主導的活動として展開する幼児期の生活と、学習を主導的活動として展開する児童期の教育とを、双方で内容的・方法的に工夫することによって接続を図る。
B 保育所の生活の中で協同遊びの経験を積み重ねておくことは、小学校における協同的な学びにつながっていくものである。
C 保育所保育を小学校教育への準備段階として捉えるのではなく、幼児期の教育と小学校の教育を相互に理解し、生かしあう視点をもつことが大切である。
D 一人一人の子どもに「どのような」支援や配慮が必要となるかについて、保育所で今までに蓄積された情報を保育所幼児保育要録として小学校に送付することが「保育所保育指針」に記されている。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:× C:○ D:×
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この過去問の解説 (3件)
01
A 適切です。小学校との連携では、遊びを主導的活動として展開する幼児期の生活と、学習を主導的活動として展開する児童期の教育とを、双方で内容的・方法的に工夫することによって接続を図ることが重要だと言われています。
B 適切です。保育所の生活の中で協同遊びの経験を積み重ねておくことが、小学校における協同的な学びにつながっていきます。
C 適切です。保育所保育を小学校教育への準備段階として捉えるのではなく、幼児期の教育と小学校の教育を相互に理解し、生かしあう視点をもつことが大切です。
D 保育所保育指針では「子どもに関する情報共有に関して、保育所に入所している子どもの就学に際し、市町村の支援の下に、子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されるようにすること。」と記載されています。これは今までに保育所に蓄積されたすべての情報を記すのではなく、子どもの情報を振り返りながらその子どもの「よさ」や全体像が伝わるように記すことが大切だと言われています。
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02
遊びの中での学びが中心の幼児期から、小学校に就学し学習中心の生活へ向かう学童期へとスムーズに移行していけるように、双方が情報を交換しながら連携して、互いに工夫していくことが大切です。
Bは○です。適切な記述です。
協同的な遊びの中では、共通の目的や目標に向かって仲間が組織され、知恵や力を合わせていくことを学びます。その経験が小学校での協同的な学びへとつながっていきます。
Cは○です。適切な記述です。
保育所での生活を小学校の準備段階として捉えるのではなく、保育所での遊びを通して学んだことを小学校へ行って活かせるように、相互で情報を交換しながら工夫して生活していくことが大切です。
Dは×です。不適切な記述です。
今までに保育所に蓄積された情報をただ小学校に送付するのではなく、それぞれの子どもの姿を振り返り、これからの育ちを支えるために必要な内容の資料を、市町村の支援のもと、保育所から小学校へと送付することになっています。
よって正解の組み合わせは1となります。
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03
A~C・・・〇
適切です。「小1プロブレム」といって保育園・小学校のギャップにより1年生になって落ち着けない児童が増えたことから、これを防ぐ目的もあります。
D・・・✖
これは最終年度の重点をまとめ小学校へ送付するものです。
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