保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
保育の心理学 問99
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育の心理学 問99 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA ~ Dのうち、心理・社会的逆境(貧困、両親間の葛藤、親との死別、戦争など)についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 収入のレベル及び社会の富裕層と貧困層の相違の程度は、いずれも精神的身体的健康と関係していると考えられている。
B 持続的に食料確保が不安定な子どもは、そうでない子どもと比べて、問題行動、衝動性など反社会的行動をとる可能性が約2倍になると言われている。
C 貧困は、親の養育の質を低めることを介して、子どもの心理・社会的発達に影響を与える可能性が高い。
D 児童期に多数の心理・社会的逆境を経験した大人ほど、何も逆境体験がなかった場合と比較して、肺気腫、慢性気管支炎や心筋梗塞などの虚血性心疾患の罹患率が高くなると言われている。
A 収入のレベル及び社会の富裕層と貧困層の相違の程度は、いずれも精神的身体的健康と関係していると考えられている。
B 持続的に食料確保が不安定な子どもは、そうでない子どもと比べて、問題行動、衝動性など反社会的行動をとる可能性が約2倍になると言われている。
C 貧困は、親の養育の質を低めることを介して、子どもの心理・社会的発達に影響を与える可能性が高い。
D 児童期に多数の心理・社会的逆境を経験した大人ほど、何も逆境体験がなかった場合と比較して、肺気腫、慢性気管支炎や心筋梗塞などの虚血性心疾患の罹患率が高くなると言われている。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
A 適切です。収入のレベル及び社会の富裕層と貧困層の相違の程度は、いずれも精神的身体的健康と関係していると考えられています。
B 適切です。空腹感・栄養不足は子どもの精神の安定に影響を与えます。持続的に食料確保が不安定な子どもは、そうでない子どもと比べて、問題行動、衝動性など反社会的行動をとる可能性が約2倍になると言われています。
C 適切です。貧困等の家庭の経済状況は、子どもの心理・社会的発達に影響を与える可能性があると言われています。
D 適切です。児童期に多数の心理・社会的逆境を経験した大人ほど、何も逆境体験がなかった場合と比較して、肺気腫、慢性気管支炎や心筋梗塞などの虚血性心疾患の罹患率が高くなると言われています。
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02
収入のレベル及び社会の富裕層と貧困層の相違の程度は、それぞれの生活に深く影響をおよぼします。よって精神的身体的健康と関係してくると考えられています。
Bの記述は○です。適切な記述です。
食生活が十分に満たされない環境で生活することは、非行や犯罪などの反社会的行動をとるリスク因子となります。
Cの記述は○です。適切な記述です。
貧困は家庭の生活の質を低め、ひいては子どもの心理や社会的な発達に影響を及ぼす可能性があります。
Dの記述は○です。適切な記述です。
心理・社会的逆境を経験しながら育つことは、大人になって精神面への影響だけでなく、身体的にも負の影響を及ぼすことがあります。
よって正解の組み合わせは1となります。
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03
A・・・〇
経済的状況は、社会生活とも
深い結びつきがあるため、身体的にも
精神面的にも影響が大きいです。
B・・・〇
栄養不足や空腹感は
精神面への影響が大きいため
問題行動などが増えます。
C・・・〇
経済状況は家庭での親の精神的・時間的
余裕を左右するため子どもへの
影響も大きいと言えます。
D・・・〇
逆境体験は精神面だけでなく
肉体的な健康へも影響があるようです。
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