保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
子どもの保健 問103
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問103 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA ~ Eは、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成28年3月 厚生労働省)を基にした事故防止の取り組みである。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳幼児の食事は、子どもの口の大きさに合った量を、飲み込んだことを確認しながら与えた。
B 園児がすべって転倒する恐れがあるような床面の水濡れや汚れがないかを確認した。
C プールの監視中に同僚と行事の内容について話し合った。
D 乳児の昼寝には、やわらかい布団を用意し、ぬいぐるみを抱かせた。
E 不審者の侵入や、子どもの飛び出しがないよう、園庭の出入り口を施錠した。
A 乳幼児の食事は、子どもの口の大きさに合った量を、飲み込んだことを確認しながら与えた。
B 園児がすべって転倒する恐れがあるような床面の水濡れや汚れがないかを確認した。
C プールの監視中に同僚と行事の内容について話し合った。
D 乳児の昼寝には、やわらかい布団を用意し、ぬいぐるみを抱かせた。
E 不審者の侵入や、子どもの飛び出しがないよう、園庭の出入り口を施錠した。
- A:○ B:○ C:× D:○ E:×
- A:○ B:○ C:× D:× E:○
- A:× B:○ C:○ D:○ E:×
- A:× B:○ C:○ D:× E:○
- A:× B:× C:○ D:○ E:○
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この過去問の解説 (3件)
01
睡眠中、プール活動・水遊び中、食事中等の場面は特に重大事故が起こりやすく、それぞれの注意事項がガイドラインに示されています。
A:〇
誤嚥防止の配慮として適切です。「食事の介助をする際に注意すべきポイント」に記されています。
B:〇
プール活動、水あそびの事故発生予防の取り組みとして、「事故を未然に防止するため、プール活動に関わる職員に対して、子どものプール活動・水遊びの監視を行う際に見落としがちなリスクや注意すべきポイントについて事前教育を十分に行う」と記されています。
C:×
「プール活動・水遊びの際に注意すべきポイント」には、監視者は監視に専念することと記されています。
D:×
「窒息リスクの除去の方法」に、やわらかい布団やぬいぐるみ等を使用しない、と記されています。
E:〇
「設備等の安全確保に関するチェックリスト」項目において、施設の設備チェック、改善、また職員間の共有化についても記されています。
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02
「教育・保育施設等における事故防止及び
事故発生時の対応のためのガイドライン
【事故防止のための取組み】
〜施設・事業者向け〜 」
(以下「ガイドライン」)の
「1 事故の発生防止(予防)のための取り組み」
を踏まえると、下記のようになります。
A ○
「(1)安全な教育・保育環境を
確保するための配慮点等
① 重大事故が発生しやすい場面ごとの
注意事項について
ウ 誤嚥(食事中)
食事の介助をする際に注意すべきポイント」に
挙げられています。
B ○
床面の水濡れや汚れが
転倒の原因となることがあります。
安全な教育・保育環境の確保の一つとして、
トイレや蛇口の周囲などを確認し、
対応することが必要だと考えられます。
また、
「(6)設備等の安全確保に関するチェックリスト」
にも書かれていますが、
定期的なチェックと必要なか所の改善、及び
情報の共有が大切です。
C ×
「(1)安全な教育・保育環境を
確保するための配慮点等
② 重大事故が発生しやすい場面ごとの
注意事項について
イ プール活動・水遊び 」によると、
監視者は、監視体制に空白が生じないよう、
役割分担をし、
監視者は監視に専念する、
と書かれています。
D ×
「(1)安全な教育・保育環境を
確保するための配慮点等
③ 重大事故が発生しやすい場面ごとの
注意事項について
ア 睡眠中 」に、よると、
窒息リスクの除去法の一つとして、
「柔らかい布団やぬいぐるみ等を使用しない」
ことが挙げられています。
E ○
「(1)安全な教育・保育環境を
確保するための配慮点等
②事故の発生防止に関する留意点」より、
不審者の侵入や
子どもの飛び出し防止のため、
園庭の出入口を施錠することは、
事故の発生防止、教育・保育中の安全管理の
一環であると考えられます。
また、
「(6)設備等の安全確保に関するチェックリスト」
に書かれているように、
定期的なチェックと必要なか所の改善、及び
情報の共有が大切です。
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03
「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成28年3月 厚生労働省)に基づき、解説します。
A 適切です。「子どもの口に合った量で与える(一回で多くの量を詰めすぎない)。」「食べ物を飲み込んだことを確認する(口の中に残っていないか注意する)。」等の記載があります。
B 適切です。「事故を未然に防止するため、プール活動に関わる職員に対して、子どものプール活動・水遊びの監視を行う際に見落としがちなリスクや注意すべきポイントについて事前教育を十分に行う」とガイドラインに記載されています。
C 「監視者は監視に専念する。」とガイドラインに記載されています。監視者同士が会話に夢中になっていると子どもの事故に気づくことが遅れる危険があります。
D 子どもの窒息防止としてガイドラインに「やわらかい布団やぬいぐるみ等を使用しない。」との記載がされています。
E 適切です。「施設内の設備について、年齢別のチェックリスト等を作成する等により定期的にチェックし、その結果に基づいて問題のあるか所の改善を行い、また、その結果を職員に周知して情報の共有化を図る。」との記載があります。
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