保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
子どもの保健 問104
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA ~ Dは、子どもの身体発育とその評価に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳幼児身体発育調査における身長の計測は、2歳未満の乳幼児では仰向けに寝た状態で、2歳以上の幼児では立った状態で行われる。
B 胸囲はその大小によっていろいろな病気を発見することができる重要な指標である。
C 乳幼児のカウプ指数は、「体重 g /(身長 cm)2× 10」で計算される。
D 乳児の体重は、健康状態に問題がなければ、出生後少しずつ増加し減少することはない。
A 乳幼児身体発育調査における身長の計測は、2歳未満の乳幼児では仰向けに寝た状態で、2歳以上の幼児では立った状態で行われる。
B 胸囲はその大小によっていろいろな病気を発見することができる重要な指標である。
C 乳幼児のカウプ指数は、「体重 g /(身長 cm)2× 10」で計算される。
D 乳児の体重は、健康状態に問題がなければ、出生後少しずつ増加し減少することはない。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:× C:○ D:○
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この過去問の解説 (3件)
01
正解はA:○ B:× C:○ D:×です。
A 適切です。身長の計測は、2歳未満の乳幼児では仰向けに寝た状態で、2歳以上の幼児では立った状態で行われます。
B 胸囲は子どもの発育状態を知るために行われるもので、病気の発見には繋がりません。
C 適切です。乳幼児のカウプ指数は、「体重 g /(身長 cm)2× 10」で計算されます。カウプ指数とは満3ヶ月から5歳までの乳幼児の発育状態を示すものです。
D 乳児の体重は、健康状態に問題がなくても、運動量や食事量により、減少することもあります。
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02
正解はA:○ B:× C:○ D:×です。
A:〇
適切です。また、2歳以上児で、立位での測定がどうしても無理な場合は測定不能とします。寝かせての測定は不可です。
B:×
病気の発見ではなく、成長度合いを確認するためのものです。胸回りの大きさ(胸囲)は、頭の大きさ(頭囲)と同様、乳児の栄養状態を判定するのに、欠かすことのできない指標といえます。
C:〇
カウプ指数とは、乳幼児の栄養状態や体格(身長と体重のバランス/肥満かやせているかなど)をチェックするときに参考にする指数です。
D:×
生まれてすぐの赤ちゃんは、母乳やミルクの摂取量より汗や排泄で出ていく量の方が多いため、一時的に体重が減少します。これは「生理的体重減少」と呼ばれる生理現象で、生後5〜7日ほどで体重は増加し始めます。
平時でも、食事や運動量により減少することはあります。
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03
正解はA:○ B:× C:○ D:×です。
A ○
乳幼児身体発育調査は、
10年に1度、
乳幼児保健指導の改善のために行われる調査です。
調査の実施にあたって基準としている、
「乳幼児発育調査必携」によると、
身長の計測は、
2歳未満の乳幼児では、仰向けに寝た状態で、
2歳以上の幼児では、立った状態で
それぞれ計測することとなっています。
B ×
胸囲測定を含め、身体計測は、
主に発育状況の評価のために行われます。
C ○
肥満の判定方法にはいくつかありますが、
カウプ指数は、次の式で計算されます。
カウプ指数
=体重(g)÷身長(cm)÷身長(cm)×10
D ×
乳児の体重は、健康状態に異常がなくても、
出生後1週間頃までは減少することが多いです。
これは、「生理的体重減少」といわれ、
生まれてすぐの時期は、
母乳やミルクを飲む量よりも
尿や便、汗などで体から出ていく量の方が
多いために起こります。
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