保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
保育原理 問7
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育原理 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、保育所における子育て支援の基本的事項に関する記述である。「保育所保育指針」第4章「子育て支援」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者自らが選択、決定していけるように支援する。
B 保護者の話から不適切と思われる行動が行われているとわかれば、はっきりと非難の意思を示し禁止するように指示する。
C 保護者とのコミュニケーションは、日常の送迎時における対話や連絡帳、電話、面接など様々な機会をとらえて行う。
D 保育士や看護師、栄養士等の専門性を有する職員が配置されていることを生かして、保護者が子どもの成長に気付けるようにする。
E 保護者の保育参観や保育体験への参加の機会は、他の子どもの家庭の状況がわかることから子育ての支援としては行わない。
A 保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者自らが選択、決定していけるように支援する。
B 保護者の話から不適切と思われる行動が行われているとわかれば、はっきりと非難の意思を示し禁止するように指示する。
C 保護者とのコミュニケーションは、日常の送迎時における対話や連絡帳、電話、面接など様々な機会をとらえて行う。
D 保育士や看護師、栄養士等の専門性を有する職員が配置されていることを生かして、保護者が子どもの成長に気付けるようにする。
E 保護者の保育参観や保育体験への参加の機会は、他の子どもの家庭の状況がわかることから子育ての支援としては行わない。
- A:○ B:○ C:○ D:○ E:×
- A:○ B:○ C:× D:× E:○
- A:○ B:× C:○ D:○ E:×
- A:× B:○ C:× D:○ E:○
- A:× B:× C:○ D:× E:×
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この過去問の解説 (3件)
01
A 適切です。子育て支援では、保護者の悩み、思いに寄り添い、話を聞いたり、適切な助言をすることにより、最終的に保護者が自分の意思で選択、決定していけるようにしていくことが重要となります。
B 不適切です。保護者の話から不適切と思われる行動が行われているとわかった際、はっきりと非難するのではなく、思いを聞いたうえで適切な指導を行うように配慮します。
C 適切です。日常の送迎時における対話や連絡帳、電話、面接などは保護者とのコミュニケーションを取るための必要な手段です。これらのことを丁寧に行うことにより、お互いに信頼関係が築かれ、より良い相談、支援を行うことができます。
D 適切です。保護者支援では、ただ相手の話を聞くだけでなく、その専門性をもった的確なアドバイスをするなど、保護者が子どもの成長に気づき、子育ての喜びを感じられるようにしていくことも大切です。
E 不適切です。保護者の保育参観や保育体験への参加の機会は、保護者が子どもの園での様子を見られることや成長を実際に感じることができる他、保護者同士の交流の場としても必要になります。
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02
A ○ 適切です。
保護者の自己決定を尊重することが大切です。
B × 不適切です。
保護者とは相互理解を図ることを目指し、非難したり、禁止したりするのは適切ではありません。
C ○ 適切です。
保護者との連絡は様々な手段、機会を使って行います。
D ○ 適切です。
保育士等の専門性や、保育所の特性を生かして、保護者が子供の成長に気づき、子育ての喜びを感じられるように努めます。
E × 不適切です。
保育参観や保育体験への参加は子育てを実践する力の向上に寄与する事から保護者の参加を促します
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03
A ○
子どもの育児に関する決定権などは保護者にあります。子どものより良い保育を実践するため、保育所は保護者と相互理解を深め、一緒に子どもの成長を見守ります。大切な子どもを預ける保育所は、保護者にとって良き理解者であり、支援者となれるよう努めます。
B ×
不適切と思われる行動に至った経緯や、保護者の気持ちを聴き入れます。その上で子どものより良い保育を実践するための代案を提案したり、一緒に考えたりします。
虐待など、子どもの最善の利益を損なう恐れのある場合は、非難をすることは得策ではありません。まず関係機関に連絡をする、保育所で対応を考えるなど、子どもの安全を最優先します。
C ○
保護者との相互理解は信頼関係を育み、子どもを保育する上で大切な情報交換も出来るため欠かせません。
D ○
保護者の目線からは気付きにくいことなど、専門性を生かして相談にのったり、情報共有したりします。見えなかった成長の気付きを通して、保護者の子育て力の向上や、子育ての喜びを一緒に分かち合います。
E ×
保育参加や保育体験は、家庭では見せない子どもの一面を見られる絶好の機会です。今後の育児に役立てることも出来ますし、子どもへの理解度も増すので、可能な限り参加されることを推奨します。
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