保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
保育原理 問12

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育原理 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の1「乳児保育に関わるねらい及び内容」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・ 乳児は( A )への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う( A )の発生が多いことから、一人一人の発育及び発達状態や健康状態についての適切な判断に基づく( B )な対応を行うこと。
・ 一人一人の子どもの( C )の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が( D )に関わるように努めること。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、1です。

A ○疾病 ×感染症
 疾病(しっぺい)とは、一定期間の治療を要する病気の総称です。乳児の疾病とは、アレルギー疾患や腸重積症などの乳児期にかかりやすい病気全般を指します。
 感染症は、1歳以上3歳未満児において配慮すべき内容となっています。歩き出して活動範囲は広がるものの、手洗いうがいなどはまだ自らの習慣として行えないためです。

B ○保健的 ×医療的
 子どもの健康増進や安全のための対応を指します。
 医療的な対応は、保育士ではなく医師や看護師の領域となります。

C ○生育歴 ×性格
 保育をする上で知っておきたい情報です。子どもの、生まれてから今までの心身の発達状況や環境などについて、保護者から具体的に教えてもらいます。保護者の意向も汲み取り保育をしていきます。
 性格は、生育歴に含まれますので選びません。

D ○応答的 ×指導的
 乳児期の子どもの心は、特定の大人との安心出来る関わり合いを通して豊かに育っていきます。人との信頼感を築き、親しみを持つことで情緒的な安定に繋がりますので、指導的な対応は選びません。

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02

正解は1です。

・ 乳児は( A 疾病)への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う( A 疾病)の発生が多いことから、一人一人の発育及び発達状態や健康状態についての適切な判断に基づく( B 保健的)な対応を行うこと。
・ 一人一人の子どもの( C 生育歴 )の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が( D 応答的)に関わるように努めること。

保育所保育指針」第2章「保育の内容」の1「乳児保育に関わるねらい及び内容」を確認しましよう

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03

正解は1です。

以下が正しい答えです。

・ 乳児は( A 疾病 )への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う( A 疾病 )の発生が多いことから、一人一人の発育及び発達状態や健康状態についての適切な判断に基づく( B 保健的)な対応を行うこと。
・ 一人一人の子どもの( C 生育歴 )の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が( D 応答的 )に関わるように努めること。

子どもの中でも乳児は特に疾病への免疫力が弱く、感感染症に対してもかかりやすかったり、重症化しやすくなったりする傾向があります。保育所など集団生活の場では、日頃から玩具や室内の家具等の消毒を徹底するなど感染症対策を行うことが大切です。

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