保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
教育原理 問22

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 教育原理 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 江戸時代に幼児教育や家庭教育の大切さを指摘した。『和俗童子訓』を著した。
B 機関紙『教育問題研究』の中で、実践例等を紹介した。成城小学校を創設した。

【Ⅱ群】
ア 貝原益軒
イ 森有礼
ウ 澤柳政太郎

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A ア 
貝原益軒はわが国初のまとまった教育書である『和俗童子訓』を著し、発達段階に即した隨年教法を提唱しました

B ウ 
澤柳政太郎は1917年に成城小学校を創設しました。大正デモクラシーのもと自由主義教育運動の中で中心的役割を果たしました。

イ 森有礼は1885年に初代文部大臣に就任し、教育を富国強兵の国家的な方針の実現のためのものと位置付けました。

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02

正解は 2 です。

A=ア 貝原 益軒(かいばら えきけん)
 「和俗童子訓」には、誤った先入観で物事をみるとその後の学習を妨げるとして、子どもの教育は早めに正しく行いましょう、という考えを述べています。各年齢に応じた教育内容を具体的に示しています。

B=ウ 澤柳 政太郎(さわやなぎ まさたろう)
 成城小学校(現・成城学園)は、1917(大正6)年に設立されました。大正時代の自由教育の先駆けです。当時はまだ数校しかなかった私立学校で、自分で自分の道を切り開くことの出来る教育に力を注ぎ、その実践例を『教育問題研究』に記録しました。

イの森 有礼(もり ありのり)は、初代文部大臣として、小学校令や中学校令などを定めました。また、人の性質は母の養育に帰するものという考えから、女子教育の重要性も述べています。

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03

正解は2です。

A 江戸時代に幼児教育や家庭教育の大切さを指摘し、『和俗童子訓』を著したのは、「貝原益軒」です。儒学者である貝原は、教育書の他に『大和本草』などの本草書も著しています。

B 機関紙『教育問題研究』の中で、実践例等を紹介し、成城小学校を創設したのは、澤柳政太郎です。彼は、成城小学校の他にも奈良女子高等師範学校や東北帝国大学の開設にも携わりました。

ウ 森有礼は、第一次伊藤内閣の初代文部大臣となった人物で明六社や商法講習所を設立しました。

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