保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
教育原理 問25

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 教育原理 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文の(   )にあてはまる語句として、最も適切なものを一つ選びなさい。

(   )とは、主として学校において、子どもたちが学校の文化ひいては近代社会の文化としての価値、態度、規範や慣習などを知らず知らず身につけていく一連のはたらきのことである。無意図的に、目に見えない形ではあるが、子どもたちに影響を及ぼし、その発達を方向づけていく。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1 融合カリキュラムは複数の教科を融合してより大きな学習領域で編成するカリキュラムです。

2 経験カリキュラムは実生活における興味や問題を基礎とし,具体的な問題解決の手段として活用するなかで知識や技能を習得させることをねらいとするカリキュラムです。

3 潜在的カリキュラムは子どもたちが学校の文化としての価値、態度、規範、習慣などを知らず知らずのうちに身に着けていく一連の動きのことをいいます。

4 教育目標に沿って、意図的、計画的に編成されたカリキュラムのことを顕在的カリキュラムといいます

5 コア・カリキュラムは特定の領域を核として教科の統合を目指すカリキュラムです。

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02

正解は 3 です。

1 ×融合カリキュラム
 各教科を関連付けてまとめたものを言います。現代文・古文・漢文を国語とするなどです。

2 ×経験カリキュラム
 子どもの生活経験をもとに、興味・関心などから教科を編成していくものです。

3 ○潜在的カリキュラム
 教科では分類出来ない文化や慣習など、集団のルールを指します。日常の挨拶や、人に親切にすることなどです。具体的に授業で教わるというより、教師や生徒間同士、人との関わりの中から学んでいきます。

4 ×顕在的カリキュラム
 各学年で教える内容を計画して定めること、一年間のうちに教える学習範囲を定めることです。

5 ×コア・カリキュラム
 中心になる教科=コアの教科を選び、そのコアを元に他の教科を関連付けて組み立てるカリキュラムです。

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03

正解は3です。

問題文は、『潜在的カリキュラム』についての記述dです。

1 『融合カリキュラム』は、複数の教科を共通要素に合わせて再編成し、学習領域をより大きくしていく方法です。例えば、「理科」=化学・物理・生物、「社会」=歴史・公民・地理のような考え方です。

2 『経験カリキュラム』は「生活カリキュラム」とも呼ばれ、子どもの日常生活における興味や問題を基礎とし問題解決の手段として活用する中で知識や技能を習得していく方法です。1920年代のアメリカで発達したカリキュラムです。

4 『顕在的カリキュラム』は教育目標に沿って、意図的・計画的に編成された教育カリキュラムのことを言います。現在の学校教育は、この方法を取り入れていると言えます。

5 『コア・カリキュラム』は、児童・生徒の生活上の問題を解決するための単元学習からなる「中心課程(コア)」と、それを支える知識、芸術、技術を学習する「周辺課程」とから構成されているカリキュラムです。

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