保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
社会福祉 問64

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 社会福祉 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、社会福祉の相談機関と専門職に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 福祉事務所には、精神保健福祉士その他これに準ずる者を配置しなければならない。
B 児童相談所には、介護支援専門員その他これに準ずる者を配置しなければならない。
C 児童発達支援センターには、介護福祉士その他これに準ずる者を配置しなければならない。
D 地域包括支援センターには、社会福祉士その他これに準ずる者を配置しなければならない。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

A ×
福祉事務所には、
「社会福祉法」第十五条に基づいて
職員が配置されています。
福祉事務所で指導監督、現業を行う所員は
社会福祉主事でなければなりません。

精神保健福祉士は、
国家資格で、
精神保健福祉分野でソーシャルワークを
行うことを業としますが、
福祉事務所に配置することにはなっていません。

B ×
児童相談所には、
「児童福祉法」第十二条に基づいて
職員が配置されています。
相談及び調査をつかさどる所員は、
児童福祉士でなければならないなど、
いくつかの専門職が配置されています。
しかし、児童相談所への
介護支援専門員の配置についての
定めはありません。

介護支援専門員は、
介護保険法に基づき、
要介護者や要支援者の
ケアプラン作成等にかかわります。

C ×
児童発達支援センターは、
「児童福祉法」に基づいた施設です。
「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
によると、
介護福祉士の配置についての定めはありません。

介護福祉士は、国家資格で、
社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、
介護等を行うことを業としています。

D ○
地域包括支援センターは、
介護保険法に基づいた施設です。
介護保険施行規則によると、
原則として、
保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員を
配置することとなっています。

参考になった数60

02

解答. 5

A ×です。

福祉事務所には、査察指導員や現業員、

家庭相談員などが従事しています。

このうち、査察指導員や現業員については、

社会福祉主事の資格が必要です。

精神保健福祉士は、「精神保健福祉法」に基づく

名称独占の国家資格です。

福祉事務所に配置義務はありません。

B ×です。

児童相談所には、社会福祉士、児童相談員、

保育士などが配置されます。

介護支援専門員その他これに準ずる者の、

配置義務はありません。

C ×です。

児童発達支援センターには、嘱託医、児童指導員、

保育士などが配置されます。

介護福祉士その他これに準ずる者の

配置義務はありません。

D ○です。

地域包括支援センターには、

社会福祉士その他これに準ずる者の

配置義務があります。

他に、保健師、介護専門職員なども配置されます。

参考になった数22

03

正解は5です。

A × 不適切です。
精神保健福祉士は精神障害者に対する相談援助などの業務に携わる人の国家資格です。
福祉事務所に配置されるという規定はありません。

B × 不適切です。
介護支援専門員は「介護保険法」に規定された専門職で、居宅介護支援事業所や介護保険施設に必置とされている職種で、一般にケアマネジャー(略してケアマネ)とも呼ばれています。
児童相談所の配置基準にはありません。

C × 不適切です。
介護福祉士は社会福祉士及び介護福祉士法に定められた介護・福祉分野の国家資格です。
児童発達支援センターには配置するという規定はありません。

D 〇 適切です。
地域包括支援センターには保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士が配置されます。

参考になった数17