保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
社会福祉 問67
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 社会福祉 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、相談援助の展開過程の中の「ケースの発見」に関する記述として、最も不適切な記述を一つ選びなさい。
- ケースの発見の契機は、直接の来談、電話での受付、メールによる相談、訪問相談等、様々である。
- 利用者の能力や態度が相談援助の展開過程を左右することはある。
- 接近困難な利用者が地域にいる場合、援助者は利用者の来訪を待つ姿勢が必要である。
- 地域の関係機関等と日頃から連携を強め、ケースの早期発見に努めることは必要である。
- 利用者と援助者との好ましい信頼関係を構築することは重要なテーマである。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 ◯
ケース発見の契機は、様々です。
相談者が自らあるいは周囲から
勧められて相談を持ちかけてくる場合や、
相談者の周囲からの情報で
相談につながる場合などがあります。
相談の手段は、
窓口に直接、あるいは電話やF A Xのほか、
メール等によることもあります。
また、援助者が出向いて
相談支援に応じる場合もあります。
2 ◯
利用者と援助者は、
相互に作用しながら相談援助を
進めていきますので、
利用者の能力や態度によって、
相談援助の過程も変化するものと
考えられます。
3 ×
援助者が、利用者の来訪を待つことが
支援に有効な場合もあります。
しかし、援助者が利用者のいる地域へ出向くことで、
接近困難な利用者への支援に結びつくなど、
ケース発見の契機となることがあります。
4 ◯
地域の関係機関とのネットワークから、
ケース発見につながることがあります。
5 ◯
利用者と援助者との間に
信頼関係が築かれているかどうかで
相談援助の展開が変わってきます。
好ましい信頼関係を築くことができていると、
援助のプロセスを効果的に進めることが
できるようになります。
最も不適切な記述を選ぶので、
3が正解となります。
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02
1. ○です。
ケースの発見の契機には、
利用者本人や、近親者による直説の来談、
電話やメールによる相談、
援助者が利用者の元を訪れる訪問相談等、
様々なケースがあります。
2. ○です。
相談援助の展開過程において、
利用者と援助者の信頼関係は、
重要な要素となります。
そのため、利用者の能力や態度が
相談援助の展開過程を左右することは、
十分に考えられます。
3. ×です。
接近困難な利用者が地域にいる場合、
援助者が利用者の元へ出向くことにより、
支援の実施に繋がったり、
ケース発見の契機に結びつくこともあります。
4. ○です。
地域の方からの相談により、
ケースの早期発見に繋がることもあります。
地域の関係機関等と、
日頃から連携を強めることが大切と言えます。
5. ○です。
相談援助は、利用者と援助者の相互作用によって
展開していきます。
日頃から信頼関係を築き、適切な援助ができるよう
努めることが大切です。
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03
1 〇 適切です。
様々な機会を使って、ニーズを捉えます。
2 〇 適切です。
3 × 不適切です。
接近困難な人に対して、要請がない場合でも援助者の方から積極的に出向いていくことが必要です。
4 〇 適切です。
5 〇 適切です。
相談援助が成功するために信頼関係は大切な要素です。
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