保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
社会福祉 問69
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 社会福祉 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「援助技術アプローチ」と、その説明の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 心理社会的アプローチ ――――― 診断主義の流れをくむアプローチである。
B 機能的アプローチ ――――――― 利用者の潜在的可能性を前提に社会的機能を高めることで問題解決を図るアプローチである。
C 課題中心アプローチ ―――――― 「いま」「ここ」に焦点を当てたアプローチである。
D エンパワメントアプローチ ――― 社会的に無力状態に置かれている利用者の潜在的能力に気づき対処することで問題解決することを目的としたアプローチである。
A 心理社会的アプローチ ――――― 診断主義の流れをくむアプローチである。
B 機能的アプローチ ――――――― 利用者の潜在的可能性を前提に社会的機能を高めることで問題解決を図るアプローチである。
C 課題中心アプローチ ―――――― 「いま」「ここ」に焦点を当てたアプローチである。
D エンパワメントアプローチ ――― 社会的に無力状態に置かれている利用者の潜在的能力に気づき対処することで問題解決することを目的としたアプローチである。
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この過去問の解説 (3件)
01
A ○
「心理社会的アプローチ」は、
ホリスが提唱しました。
ハミルトンらが発展させた
「診断主義」の流れを受け継いでいます。
「状況の中にある人間」を中心に
援助関係を築き、
その中で問題解決を図っていきます。
B ○
「機能的アプローチ」は、
ロビンソンやタフトが確立しました。
ランクが提唱した意志心理学が
影響しています。
利用者の潜在的可能性を持っており、
その社会的機能を高めて
問題解決につなげていきます。
C ○
リードとエプスタインによる
「課題中心アプローチ」は、
心理社会的アプローチや
問題解決アプローチ、
行動変容アプローチから
影響を受けたものです。
利用者の訴える問題に焦点をあてますが、
過去の問題ではなく、
「いま」、「ここで」生じている問題に
焦点をあてます。
D ○
「エンパワメントアプローチ」は、
ソロモンにより提唱されました。
利用者の潜在能力に気づき、
対処することで、
問題の解決につなげるアプローチです。
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02
A ○です。
「心理社会的アプローチ」は、
利用者の属する社会的状況や、心理状態などから
問題にアプローチする方法です。
診断主義の流れをくむアプローチ法で、
ホリスが提唱しました。
B ○です。
「機能的アプローチ 」は、
利用者が潜在的可能性を持っていることを前提に、
社会的機能を高めることで問題解決を図る
アプローチです。
タフト、ロビンソン、スモーリーが
提唱したとされています。
C ○です。
「課題中心アプローチ 」 は、
短期間での問題解決のため、
「いま」「ここ」に焦点を当て、
計画的援助を行うアプローチです。
リード、エプスタインが提唱しました。
D ○です。
「エンパワメントアプローチ」は、
ソロモンが提唱しました。
社会的に無力状態に置かれている利用者の
潜在的能力に気づき、適切に援助することで、
問題解決を図るアプローチです。
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03
A 〇 適切です。
アメリカのソーシャルワーク研究者、ホリスによって提唱され、ケースワーク理論で用いられます。
B 〇 適切です。
タフトとロビンソン、スモーリーらによって提唱されました。
C 〇 適切です。
短期的に目標達成を図ります。
D 〇 適切です。
利用者のもっている力に着目し、その力を引き出して積極的に利用、援助することです。
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