保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
保育の心理学 問83

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育の心理学 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの遊びに関する記述である。( A )~( D )にあてはまる用語を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

パーテン( Parten, M.B.)は、子どもの遊びの形態とその発達過程について、「何もしていない」「( A )」「( B )」「平行遊び」「連合遊び」「( C )」の順に、6つに分類した。そして、「( B )」は他者に関心が向いているので「( A )」より発達した形態であり、「連合遊び」は仲間とやりとりをして一緒に遊ぶが( D )されておらず、3~4歳頃にみられるとした。
その後の遊びの形態とその発達過程の研究において、「( A )」は5歳児でも活動内容によってはみられることから、未熟な形態というより、子どもの選択であるとの考えが示されている。従って、保育士は一人一人の子どもの遊びを理解して対応することが大切である。

【語群】
ア 一人遊び  イ 仲間遊び  ウ 運動遊び  エ 組織化
オ 象徴遊び  カ 精緻化   キ 協同遊び  ク 傍観的行動
  • A:ア  B:オ  C:イ  D:カ
  • A:ア  B:ク  C:キ  D:エ
  • A:ウ  B:ク  C:イ  D:カ
  • A:ク  B:ア  C:キ  D:エ
  • A:ク  B:オ  C:イ  D:カ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

パーテンはアメリカの心理学者です。
幼児の社会的相互交渉として遊びを6つの発達段階に分類しました。

「何もしていない」
「一人遊び」
「傍観的行動」 他の子の遊びを見ている
「平行遊び」  他の子の傍で同じような遊びをするが干渉しない
「連合遊び」  他の子とやりとりしながら遊ぶ
「協同遊び」  他の子と一緒に同じ目的で遊ぶ

参考になった数33

02

解答. 2

A. ア 一人遊び
B. ク 傍観的行動
C. キ 協同遊び 
D. エ 組織化

パーテン( Parten, M.B.)は、
子どもの遊びの形態とその発達過程について、
「何もしていない」「( A 一人遊び )」
「( B 傍観的行動 )」「平行遊び」「連合遊び」
「( C 協同遊び )」の順に、6つに分類した。
そして、「( B 傍観的行動 )」は
他者に関心が向いているので
「( A 一人遊び )」より発達した形態であり、
「連合遊び」は仲間とやりとりをして
一緒に遊ぶが( D 組織化 )されておらず、
3~4歳頃にみられるとした。
その後の遊びの形態とその発達過程の研究において、
「( A 一人遊び )」は5歳児でも
活動内容によってはみられることから、
未熟な形態というより、子どもの選択であるとの
考えが示されている。
従って、保育士は一人一人の子どもの遊びを
理解して対応することが大切である。

参考になった数12

03

正解は2です。

パーテンは、
子供の遊びの形態とその発達過程を
6つに分類しました。

1.何もしていない
2.一人遊び
3.傍観的行動(傍観、傍観者的行動)
  他の子どもの遊びを近くで見ている。
4.平行遊び
  他の子どもと同じような遊びをしているが、
 一緒には遊んでいない。
5.連合遊び
  他の子どもたちとやりとりしながら、
 同じ遊びをしている。
6.協同遊び(組織化された遊び)
  他の子どもたちとの中で、
役割分担をしながら遊んでいる。

上記を元にすると、
A〜Dに当てはまる用語は、
次のようになります。

A:ア 一人遊び
B:ク 傍観的行動
C:キ 協同遊び
D:エ 組織化

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