保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの食と栄養 問123

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問123 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、母乳に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
  • 母乳中の糖質は、しょ糖(スクロース)を多く含む。
  • 母乳のたんぱく質含量は、普通牛乳より少ない。
  • 母乳には、消化吸収のよい飽和脂肪酸が多く含まれている。
  • 母乳中のカルシウム量は、普通牛乳より多い。
  • 冷凍母乳は免疫物質を保持するため、電子レンジで解凍するとよい。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解は2です。

・牛乳に含まれるタンパク質が3.3gなのに対し、母乳に含まれるタンパク質は1.1gとなっています。

1 母乳中の糖質は、乳糖(ラクトース)を多く含み、その量は牛乳の1.5倍となっています。

3 母乳の中には消化酵素である「リパーゼ」が含まれており、これが赤ちゃんのお腹の消化吸収を助ける役割をしています。

4 母乳に含まれるカルシウムの量は27mgです。それに対し、牛乳に含まれるカルシウムの量は110mgとなっています。

5 冷凍母乳は免疫物質を保持するため、30~40度のぬるま湯で湯せんします。電子レンジで解凍すると、成分が変化してしまう可能性があります。

参考になった数40

02

1は×です。誤った記述です。
母乳に含まれる糖質の約95%は「乳糖」です。

2は○です。適切な記述です。
牛乳は人乳に比べ、約3倍のタンパク質が含まれています。

3は×です。誤った記述です。
母乳には、飽和脂肪酸ではなく、不飽和脂肪酸が多く含まれています。

4は×です。誤った記述です。
牛乳は人乳に比べ、約4倍のカルシウムが含まれています。

5は×です。誤った記述です。
母乳の成分が破壊される恐れがあるので、熱湯での湯せん、電子レンジ、直火での解凍はしません。自然解凍、または40℃前後のぬるま湯を入れた容に入れて湯せんしたり、流水をあてるなどして解凍します。

よって正解の適切な記述は2となります。

参考になった数18

03

正解は2です。

1 × 不適切です。
母乳に含まれる糖質には、ショ糖ではなく、乳糖とオリゴ糖があります

2 〇 適切です。
普通牛乳のたんぱく質含量は母乳の約3倍です。

3 × 不適切です。
「不飽和脂肪酸」が多く含まれています。

4 × 不適切です。
カルシウム量は、普通牛乳の方が多く含まれています。

5 × 不適切です。
解凍する際は免疫グロブリンなどの成分が変化するのを避けるため、電子レンジや熱湯を使わず、容器のまま流水や微温湯で行います。

参考になった数10

04

解答. 2
1.×です。
母乳中には、200種類以上のオリゴ糖と呼ばれる複合糖質が含まれています。

2.○です。
記述の通りです。

3.×です。
母乳には、不飽和脂肪酸が多く含まれています。

4.×です。
母乳中のカルシウム量は、牛乳よりかなり少ないです。

5.×です。
冷凍母乳は免疫物質を保持するため、自然解凍または流水で解凍します。
温める際には、電子レンジなどを使用せず、哺乳瓶に移してから湯せんしましょう。

参考になった数2