保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの食と栄養 問124

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問124 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の育児用ミルクと、【Ⅱ群】の特徴を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 乳児用調製粉乳
B フォローアップミルク
C 低出生体重児用粉乳
D アミノ酸混合乳

【Ⅱ群】
ア 生後9か月以降から使用する。
イ 消化吸収に負担の少ない中鎖脂肪( MCT )が用いられている。
ウ 牛乳たんぱく質を含まないアレルギー児用ミルクである。
エ 母乳の代替品である。
  • A:ア  B:イ  C:エ  D:ウ
  • A:イ  B:エ  C:ウ  D:ア
  • A:ウ  B:エ  C:イ  D:ア
  • A:エ  B:ア  C:イ  D:ウ
  • A:エ  B:ア  C:ウ  D:イ

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この過去問の解説 (4件)

01

解答. 4
A 乳児用調製粉乳ーーーーー エ 母乳の代替品である。
母乳の代わりに飲ませる、いわゆる粉ミルクのことです。

B フォローアップミルクーー ア 生後9か月以降から使用する。
離乳食では栄養が取りきれない場合に使用します。
不足している栄養を補う目的で、調整された離乳期調製粉乳です。

C 低出生体重児用粉乳ーーー イ 消化吸収に負担の少ない中鎖脂肪( MCT )が用いられている。
低体重で生まれてきた赤ちゃん用の粉ミルクです。
少ない量で、必要な栄養を摂取できるよう開発されたもので、
赤ちゃんに負担がかからないよう考慮されています。
医師の指示がなければ、使用することができません。

D アミノ酸混合乳ーーーーー ウ 牛乳たんぱく質を含まないアレルギー児用ミルクである。
強いアレルギーを持っていたり、大豆アレルギーの赤ちゃん用のミルクです。
高額であることや、長期の使用には肝臓に負担があることから、
改善したら別のアレルギーミルクに変更する必要があります。

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02

Aにあてはまる記述はエです。
乳児用調製粉乳とは、母乳の代替品として使われるものです。原料の牛乳の組成を母乳に近づけるために、栄養成分を置換、強化、過剰なものを減らすなど、改善してあるものです。

Bにあてはまる記述はアです。
フォローアップミルクとは、満9か月ころから3歳ころまでの、乳児から幼児に成長する大切な時期に必要な栄養素をバランスよく摂取できるように作られた粉ミルクで、特に不足しがちなたんぱく質や鉄などの栄養素を、バランスよく捕ったものです。

Cにあてはまる記述はイです。
低出生体重児用粉乳とは、哺乳量が少なくても成長を支える十分な栄養を届けられるように調乳濃度を高めてあります。たんぱく質と糖質は高めに、脂質は消化吸収が未熟な赤ちゃんのために低めにしてあります。また、カルシウム、リン、鉄などのミネラルも、体内蓄積量が少ない赤ちゃんのために高めてあります。

Dにあてはまる記述はウです。
アミノ酸混合乳は、重篤なアレルギー児用の人工乳です。アミノ酸を混合してミルクの組成に近づけたもので、こういったアレルギー用ミルクの選択は、医師の指示にしたがって使用します。

よって正解の組み合わせは4となります。

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03

正解は4です。

A エ 
乳児用調製粉乳は、母乳の代替品として牛乳を加工し、子どもが必要とする栄養分を満たすよう改善されたミルクです。

B ア 
フォローアップミルクは、生後9か月から使用でき、成分は牛乳に近くなっています。

C イ 
出生体重が 2,500 g 未満の低出生体重児用のミルクです。
たんぱく質と糖質、ミネラルは多く、脂質を減らしています。

D ウ 
アミノ酸混合乳は、20種類のアミノ酸をバランスよく配合し、ビタミン、ミネラルを添加したものです。
牛乳のたんぱく質を含まないアレルギー治療用ミルクです。

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04

正解は4です。

A 乳児用調製粉乳は、粉ミルクのことです。母乳の代替品として使用されます。

B フォローアップミルクは離乳食だけでは足りない、カルシウムやミネラルなどの栄養素を補うためのミルクです。生後9ヶ月頃から使用するのが望ましいとされています。

C 低出生体重児用粉乳は、消化吸収に負担の少ない中鎖脂肪( MCT )が用いられており、消化吸収の力が弱い赤ちゃんが無理なく栄養を摂れるようになっています。

D アミノ酸混合乳は、牛乳たんぱく質を含まないアレルギー児用ミルクです。

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