保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
保育実習理論 問147

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育実習理論 問147 (訂正依頼・報告はこちら)

次のA~Eの保育士の援助について、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」4「保育の実施に関して留意すべき事項」に関する記述として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。
B 子どもが自ら周囲に働きかける際には、子どもが失敗しないように積極的に援助すること。
C 子どもの入所時の保育に当たっては、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないように、個別的な対応は避けること。
D 子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。
E 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を育むようにすること。

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この過去問の解説 (4件)

01

Aは○です。適切な記述です。
子ども一人一人の個人差や発達をふまえて、適切に援助を行うことが大切です。

Bは×です。不適切な記述です。
失敗をすることを避ける手助けをするのではなく、失敗してしまったとしてもそこからも学べるような援助をすることが大切です。

Cは×です。不適切な記述です。
入所したばかりの子どもは不安を抱えやすい状況にあります。できるだけ個別に対応し、保育所の環境に慣れ、保育士との信頼関係を築いていけるような援助を心がけます。

Dは○です。適切な記述です。
さまざまな国籍や文化の違いがあっても、お互いを尊重しあえるような援助が必要です。

Eは×です。不適切な記述です。
性差や個人差はあっても、固定的な意識を育むのではなく、お互いを尊重しあえるような意識を育めるような援助が必要です。

よって正解の組み合わせは3となります。

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02

正解は3です。
  
A 〇 適切です。
子ども一人一人の気持ちを受け止めることが大切です。

B × 不適切です。
「子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助する」が正しい記載です。

C × 不適切です。
「子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ個別的に対応し、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにするとともに、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないようにすること」が正しい記載です。

D 〇 適切です。
子どもたちは様々な文化や国籍を有しています。
その違いを認め、お互いを尊重する気持ちを育みます。

E × 不適切です。
「子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること」が正しい記載です。

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03

解答. 3
「保育所保育指針」
第2章 保育の内容
4 保育の実施に関して留意すべき事項
(1)保育全般に関わる配慮事項 に、記載があります。

A ○です。
「ア」に記載されています。
記述の通りです。

B ×です。
「ウ」に記載されています。
子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、
適切に援助することと、とあります。
「子どもが失敗しないように積極的に援助する」のは、間違いです。

C ×です。
「エ」に、記載があります。
子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ個別に対応するよう記載があります。
「個別的な対応は避ける」のは、間違いです。

D ○です。
「オ」に、記載があります。
記述の通りです。

E ×です。
子どもの性差や個人差にも留意しつつ、
性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすることと、
と記載されています。
「性別などによる固定的な意識を育むようにする」のは、間違いです。

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04

正解は3です。

A 適切です。保育をする上で、個人差を認め、子ども一人ひとりの気持ちを受け止めたり援助したりすることが大切です。

B 不適切です。指針には『子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助すること。』とあります。

C 不適切です。『子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ個別的に対応し、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにするとともに、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないようにすること。』が正しい記述です。

D 適切です。入所する子どもの中には、様々な文化や国籍を持った子もいます。それぞれの抱える背景を尊重しながら保育を行うことが大切です。

E 不適切です。『子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること。』が正しい記述です。

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