保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
教育原理 問24

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)前期 教育原理 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について(報告)」(平成22年)に述べられた幼児期の教育に関するものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  各教科、道徳、特別活動等といった区別がない。
B  「~ができるようにする」といった具体的な目標への到達を重視する。
C  経験カリキュラムに基づき展開される。
  • A:○  B:○  C:○
  • A:○  B:○  C:×
  • A:○  B:×  C:○
  • A:×  B:○  C:○
  • A:×  B:×  C:○

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について(報告)」とは平成22年文部科学省の調査に基づき報告された幼少接続の課題です。

この問題に関する記述は”第2章 幼少接続の体系ー2.教育課程”内にあります。

A→〇 『幼児期の教育には、各教科、道徳、特別活動等(各教科等。以下同じ。)といった区別がない』と述べられています。

B→✖ 幼児期、児童期の目標に対する位置付の違いに関して、児童期が「~ができるようにする」といった具体的な目標への達成を重視するのに対して、幼児期の教育は「~を味わう」、「~を感じる」などのように、幼児期の教育の修了までに育つことが期待される生きる力の基礎となる心情、意欲、態度などについて、その後の教育の方向付けを重視するということが挙げられました。

C→〇 児童期の教育が学問体系の獲得を重視する教科カリキュラムを中心に展開されるのに対し、幼児期の教育が幼児の生活や経験を重視する経験カリキュラムに基づき展開されると述べられています。

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02

正解は【3】です。

A:〇

記述の通りです。

B:×

幼児期の教育は「~を味わう」「~を感じる」などのように、その後の教育の方向付けを重視する、というように示されています。

「~ができるようにする」という具体的な目標への達成を重視するのは児童期の教育です。

C:〇

幼児期の教育は、経験カリキュラムに基づき展開(生活や経験を重視)

学童期の教育は、教科カリキュラムを中心に展開(学問体系の獲得を重視)

との違いが示されています。

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