保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
教育原理 問25

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)前期 教育原理 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  ドイツの教育者。神と自然と人間を貫く神的統一の理念に基づき、「自己活動」と「労作」の原理を中心とした教育の理論を述べた。また、家庭教育の向上を図るため、『母の愛と愛撫の歌』を著した。
B  スイスに生まれ、近代教育に重要な影響を与えた教育思想家・教育者。著書『隠者の夕暮』で、教育の場として家庭を重視した。「生活が陶冶する」という名言でも知られている。
C  スイスで生まれフランスで活躍した思想家。子どもと大人の本質的な差異を認め、「子どもの発見者」と言われる。『エミール』の著者で、人間の本来の性は善であるが、伝統、歴史、社会、政治などにより悪くなっていくと主張した。

【Ⅱ群】
ア  コメニウス(Comenius, J.A.)
イ  ルソー(Rousseau, J.−J.)
ウ  ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
エ  フレーベル(Fröbel, F.W.)

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は5です。

A→フレーベル

B→ペスタロッチ

C→ルソー

コメニウス・・・17世紀チェコの教育学者で、「近代教育の父」と呼ばれています。

主な著書は、『大教授学』で全ての人に全てのことを教えて行くことが必要だと述べました。

子どもの年齢に応じて学習内容を変えていくことが重要であると述べ、この考え方はその後ルソーやペスタロッチに受け継がれました。

(『世界図絵』世界初の図入り教科書)

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02

正解は【5】です。

A:エ(フレーベル)

B:ウ(ペスタロッチ)

C:イ(ルソー)

でした。

ア:コメニウス

チェコの教育家です。論理性と普遍性のある教育論を構想しました。

主な著書は『大教授学』『世界絵図』などがある。子どもの成長に応じた教育の必要性を提唱し、近代教育学の基礎を築きました。

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