保育士 過去問
令和3年(2021年)前期
問26 (教育原理 問26)
問題文
次の記述にあてはまる人物として、正しいものを一つ選びなさい。
ドイツの哲学者、教育学者。カントの後任としてケーニヒスベルク大学で哲学などの講座を受け持つ。教育の課題とは道徳的品性の陶冶であるとし、多方面への興味を喚起することが必要だと考え「教育(訓育)的教授」という概念を提示した。また、教授の過程は興味の概念に対応しており、「形式的段階」と呼ばれるようになった。この「形式的段階」概念は弟子たちに引き継がれ、「予備・提示・比較・総合・応用」の5段階へと改変された。
ドイツの哲学者、教育学者。カントの後任としてケーニヒスベルク大学で哲学などの講座を受け持つ。教育の課題とは道徳的品性の陶冶であるとし、多方面への興味を喚起することが必要だと考え「教育(訓育)的教授」という概念を提示した。また、教授の過程は興味の概念に対応しており、「形式的段階」と呼ばれるようになった。この「形式的段階」概念は弟子たちに引き継がれ、「予備・提示・比較・総合・応用」の5段階へと改変された。
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)前期 問26(教育原理 問26) (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述にあてはまる人物として、正しいものを一つ選びなさい。
ドイツの哲学者、教育学者。カントの後任としてケーニヒスベルク大学で哲学などの講座を受け持つ。教育の課題とは道徳的品性の陶冶であるとし、多方面への興味を喚起することが必要だと考え「教育(訓育)的教授」という概念を提示した。また、教授の過程は興味の概念に対応しており、「形式的段階」と呼ばれるようになった。この「形式的段階」概念は弟子たちに引き継がれ、「予備・提示・比較・総合・応用」の5段階へと改変された。
ドイツの哲学者、教育学者。カントの後任としてケーニヒスベルク大学で哲学などの講座を受け持つ。教育の課題とは道徳的品性の陶冶であるとし、多方面への興味を喚起することが必要だと考え「教育(訓育)的教授」という概念を提示した。また、教授の過程は興味の概念に対応しており、「形式的段階」と呼ばれるようになった。この「形式的段階」概念は弟子たちに引き継がれ、「予備・提示・比較・総合・応用」の5段階へと改変された。
- ヘルバルト(Herbart, J.F.)
- ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
- キルパトリック(Kilpatrick, W.H.)
- デューイ(Dewey, J.)
- コメニウス(Comenius, J.A.)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
〇ペスタロッチ
スイスの教育家で、ルソーの教育思想を受け継いでいます。直観教授を提言しました。『ゲルトルート児童教育法』『隠者の夕暮』
〇キルパトリック
アメリカの教育学者で、デューイの弟子です。提唱した「プロジェクト・メソッド」は進歩主義教育の教育方法としてヨーロッパや日本にも紹介されました。『プロジェクト法』『教育と文化の変革』
〇デューイ
アメリカの哲学者で、教育思想家です。子どもの経験活動を重視し、シカゴ大学に実験学校(デューイスクール)を開設しました。『学校と社会』『民主主義と教育』
〇コメニウス
チェコの教育改革者です。すべての人間にすべての事柄を教える汎教育を提唱し、統一学校の構想を立てました。『大教授学』『世界図絵』
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02
正解は【1】です。
ヘルバルトに関する記述でした。
★ペスタロッチ
スイスの教育者、教育思想家です。フレーベルやヘルバルトは彼に教えを乞いました。初等教育の礎を築いたともいわれています。「直観教授」を提唱しました。
★キルパトリック
アメリカの教育者で、デューイの弟子でした。デューイと共同でプロジェクト・メソッドというアイディアを提唱し、構想や基礎理論、実践方法を次々と発表しました。
★デューイ
アメリカの哲学者です。パースやジェームズと並びプラグマティズムを代表する思想家です。機能主義心理学に貢献しました。『学校と社会』などが主な著書です。
★コメニウス
チェコの教育家です。一貫性と普遍性を備えた教育論を提示した人物です。『大教授学』『世界絵図』などが主な著書です。
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03
正解は「ヘルバルト」です。
ペスタロッチ
18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍したスイスの教育思想家・教育実践家です。
彼は「近代教育の父」と呼ばれ、その教育思想は現代の教育にも大きな影響を与えています。
キルパトリック
20世紀初頭のアメリカで活躍した教育哲学者で、デューイの思想を継承し発展させた人物です。
彼は「プロジェクト・メソッド」を提唱し、学習者の興味と目的に基づいた問題解決型の学習方法を確立したことで知られています。
デューイ
アメリカの哲学者・教育学者で、進歩主義教育の代表的な提唱者です。
教育を「経験の連続的な改造過程」と捉え、子どもの自発的な活動と問題解決学習を重視しました。
彼の著書『学校と社会』や『民主主義と教育』は、現代の教育にも大きな影響を与えています。
コメニウス
17世紀チェコの教育家で、近代的な教授学の祖と呼ばれています。
「あらゆる人に、あらゆることを、あらゆる側面から教える」という汎知主義を唱え、『大教授学』や世界初の絵入り教科書『世界図絵』を著した教育改革者として知られています。
この選択肢が正解です。
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