保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
社会福祉 問63
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会福祉 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、要保護児童、要支援児童に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「児童福祉法」第6条の3第8項によれば、要保護児童とは「保護者のない児童又は保護者に監護させることが不適当と認められる児童」とされている。
B 「児童福祉法」第6条の3第5項によれば、要支援児童とは「保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童」とされている。
C 「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」(厚生労働省)によれば、乳児院の入所理由は、保護者の死亡や行方不明によるものよりも、虐待によるものが多い。
D 要保護児童、要支援児童へのかかわりは、乳児院、児童養護施設等で行われるので、保育所では行わない。
A 「児童福祉法」第6条の3第8項によれば、要保護児童とは「保護者のない児童又は保護者に監護させることが不適当と認められる児童」とされている。
B 「児童福祉法」第6条の3第5項によれば、要支援児童とは「保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童」とされている。
C 「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」(厚生労働省)によれば、乳児院の入所理由は、保護者の死亡や行方不明によるものよりも、虐待によるものが多い。
D 要保護児童、要支援児童へのかかわりは、乳児院、児童養護施設等で行われるので、保育所では行わない。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
A ○
「児童福祉法」第六条の三の八によると、保護者のない児童又は保護者に監護させることが不適当であると認められる児童が「要保護児童」とされています。
B ○
「児童福祉法」第六条の三の五によると、保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童を「要支援児童」としています。
C ○
平成30年2月1日現在の「児童養護施設入所児童等の調査の概要」(厚生労働省)によると、乳児院の入所理由は、下記のとおり、保護者の死亡や行方不明によるものよりも、虐待によるものが多くなっています。
いわゆる虐待 32.6%(「放任・怠だ」「虐待・酷使」「棄児」「養育拒否」 の合計)
保護者の死亡・行方不明 1.9%
D ×
保育所は、要保護児童の早期発見の場であり、また、要保護児童を優先的に入所させる場合があります。
要支援児童については、「保育所等における要支援児童等対応推進事業」が行われています。
以上より、要保護児童、要支援児童へのかかわりは、保育所でも行われているといえます。
正解は、A:○ B:○ C:○ D:×となることから、1となります。
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02
A 〇
「要保護児童」とは保護者のない児童又は保護者に監護させることが不適当であると認められる児童のことを指します。
B 〇
「要支援児童」とは要支援児童とは保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童のことを指します。
C 〇
乳児院の入所理由で最も多いのは、虐待によるものです。
D ×
保育所は、要保護児童の早期発見の場として適切であり、優先的に入所させることができます。
これらのことから、正解は1となります。
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03
解答. 1
A:○です。
記述の通りです。
B:○です。
記述の通りです。
C:○です。
記述の通りです。
ちなみに、一番多い理由は「母の精神疾患等」となっています。
D:×
要保護児童、要支援児童とも、必要に応じて保育所で受け入れています。
乳児院、児童養護施設等のみで行われるわけではありません。
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